ベル僕等がいた


📺️2006年7月6日~12月28日
🖊️作者 小畑友紀


📽️監督 大地丙太郎
🌟14話


いつも矢野と同じ人を好きになってしまう竹内。奈々の時もそうだった竹内はついに矢野に「宣戦布告」する。そんな竹内の思いを七美は何となく気付くが、矢野と竹内の間の「親友」という壁に特別な意味はないと思ってしまう。そして文化祭が近づいてきたある日、矢野と竹内は、七美の戸惑う微妙な心情を聞いてしまう。

🌟15話   


何も言わないのに自分のそばに飛んでくる竹内。優しい目を向けてくれる竹内に七美の心は揺れ始める。と、同時に矢野の事が「過去」にできない自分にも気付く七美。文化祭当日、七美は文香に会う。七美は自分自身の気持ちに整理がついていない事を文香に打ち明ける。そして1年前、奇跡が舞い降りた「後夜祭」。七美、矢野、竹内、有里のそれぞれの気持ちが交錯する…。

🌟16話  


 運命の後夜祭「告白タイム」。七美に想いを告白すると決めた竹内の様子を察した矢野は、その告白を阻止するために強硬手段に出る。だまされてしまう人のいい竹内…。その後必死で七美を探す矢野、だが気持ちが整理し切れてない七美はそんな矢野から逃げてしまう。一方、だまされた竹内も必死で七美を探す。そして矢野より先に七美を見つけた竹内は七美に優しく語りかける。輝く星空の下、それぞれが出す答えとは!?

🌟17話   


 ひとまず友達以上恋人未満の関係になる七美と矢野。七美はやり直すためには、死んでしまった奈々の事をちゃんと知りたいと矢野に伝える。それは矢野を信じたいという思いから…。だが竹内は「自分の気持ちに正直になってみたら」と七美に告げる。そう、竹内は七美と矢野が結局は「両思い」という事にうすうす感じていたのだった。そして七美に、初めて自分の家族の事を話す矢野。お互いの「信じる気持ち」が二人のあいだを…。

🌟18話  


 気持ちは決まっているのに、信じる思いが足りない事に気付く七美。そして矢野も七美に奈々の事を話せないでいた。はじめて両思いの幸せをかみしめた映画館を訪れる七美と矢野。しかしそこでも矢野は七美に奈々の事を話せない…。やはり以前のようには戻れないの? 信じる気持ちを見失う七美。すると、矢野が事故で亡くなる前の奈々との出来事を話し始めた。それは矢野の心が開きかけた瞬間でもあった。

🌟19話 


 再び付き合いはじめた七美と矢野。今度こそ信じ合えるかけがえのない日々を過ごそうと強く思う七美は、久々に矢野を家に迎える。一方の竹内は、七美への想いをふっきろうと合コンに行ったりもするが、当然心が満たされるわけもなく…。それでも七美の幸せが自分の幸せだと言い聞かせる竹内。そんな竹内を見て姉の文香は、「恋愛」について問いかける。その答えが判らない竹内は…。そして有里にも微妙な変化が…。

🌟20話 


 合コンで知り合った女の子に「1ヶ月だけチャンスをください」と突然告白された竹内は、自分を変えて前に進もうと付き合う決心をする。しかし矢野は好きでもないのに付き合う竹内に納得できない。一方、眼鏡を外してコンタクトに変えた有里。矢野から、「メガネの方がらしいよ」と告げられるが、その変化が意味するものは…。冬空の下、いつもの公園で会う七美と矢野。星が見守る中、矢野は「早く大人になりたい」と七美に言う。そして「永遠はきっとある」とも…。

🌟21話   


 「…土曜の夜、うちに泊まりに来ない?」矢野を家に招待する七美。それぞれふたりで過ごす夜に想いを馳せながら、その日を心待ちにする。当日、七美のもとへと向かう矢野は、偶然竹内に出会ってしまう。気まずい空気が走るなか、矢野の携帯に有里から電話が。有里の母親が倒れたことを知った矢野は、七美のもとに向かうバスに乗らず、有里のいる病院へ向かってしまう。病院へ駆けつけた矢野に対し有里の口からついに…。

🌟22話  



  涙を浮かべる七美を家まで送る竹内。矢野も駆けつけるが、七美は矢野を拒絶する。翌日、矢野は熱を出して倒れてしまった。複雑な気持ちを抱えながらもお見舞いに向かう七美だったが、矢野の家の前で有里とはちあわせに。七美は「矢野に近づかないでほしい」と有里に伝えるが、それに対する有里の言葉は七美を深く傷つける。立ちつくす七美の姿を見て、竹内はついに…。一方矢野は、母親からある重大な決意を聞かされ…。

🌟23話  


 竹内は矢野に七美へ告白したことを告げる。しかし実は、竹内は七美からの返事を聞かずにいた。一方で、七美は矢野と付き合っていくことに自信を失っていた。学校で会っても矢野に冷たくしてしまう七美、そして再びぶつかりあう二人…。そんななか、有里は矢野のあとを必死に追い続けていた。あいかわらず冷たい態度をとる矢野だったが、ひたむきに矢野を追いかける有里に、ついに矢野は手を差し伸べる…。

🌟24話  


 矢野の家では、母親の上京の準備がすすんでいた。これから待ち受けている東京での母親の一人暮らし。それはあきらかに厳しいもので、矢野は心配になる。母親を一人で東京へ行かせるか、母親と一緒に東京へ行くか――。矢野の心が揺らいでいるのを見抜いた竹内は、それを七美に告げる。竹内の話を聞いて、はじめて矢野のおかれている状況を知った七美は、矢野のもとを訪れ、本当の気持ちを矢野に伝えはじめた…。


🌟25話  


 東京の大学への合格をめざし受験勉強に励む矢野と七美。そんな日々のなか、矢野は東京行きの答えを出せずにいた。一方七美は、矢野に「行っていい」と言ってしまったことを後悔し、思い悩む…。早く大人になって七美を守る人間になると誓う矢野と、そんな矢野のために生きたいと願う七美。ある日、矢野は七美に今度のクリスマスを一緒に過ごそうと提案する。しかし、そんな矢野の心にはすでにある決断がなされていた…。

🌟26話 


最終回

東京へ行くことを決意した矢野は、一週間はやいクリスマスを温泉で過ごそうと七美に提案する。しかし、限られた時間だからこそふだんどおりに過ごしたいという七美の願いから、矢野と七美は思い出の場所をめぐって過ごすことに。2年間の二人の軌跡をたどりながら、七美は矢野と過ごすこの瞬間を大切に心に焼きつけていた。「一年後、必ず東京で会う」と約束する二人。そして、矢野が東京へと旅立つ日がやってくる…。