ハートのプレゼントパリの恋人


✨ミュージカル/ロマンス
🇺🇸アメリカ映画
🌟監督 スタンリー・ドーネン
🇯🇵日本公開 1957年9合作28日
⌛103分
🌟吹き替えあり
🌟配給 マーメイドフィルム


🚶キャスト🚶
☆オードリーヘップバーン







オードリーの歌は、
結構、雰囲気で聴かせるものがある。
「マイ・フェア・レディ」のような純然たるブロードウェイ・ミュージカルの映画化ならいざ知らず、
こういった小唄映画ならば充分通用する。
そして、アステアに負けじと、
元バレリーナの特技を活かしてダンシング。
黒づくめのモダン・バレエ風のナンバー、"基本的共感主義"が特にいい。




物語は、ファッション雑誌の撮影に乗り込まれた古本屋のオードリーが、




カメラマンのアステアにスカウトされトップモデルとなる。
現代思想にかぶれた彼女は、
途中で自らの実存の虚しさに気づき、
行方をくらましたりもするが、
最後にはハッピーエンドを迎える、
というもの。






撮影でウェディング・ドレスを着て、




感きわまって泣き出してしまう姿が可憐だ。
撮影コンサルタントに、ファッション・フォトの第一人者R・アヴェドンを迎え、
その写真がコラージュされた画面は、
映画にテンポを生んでいる。
女性への褒め言葉に"ファニー・フェイス"が使われ出したのも、
この映画からではないだろうか。
無論、自分の容貌を気にするオードリーに、アステアが"君はユニーク"と賞賛してそう呼ぶのだ。とにかくカラフルな作品である。