こんにちは
お金のはなし
第4回は投資についてです。
前回は、資産と消費いうお題で記事を書きましたが、内容は最大の資産は自分自身の時間という結論で、そのために消費をしましょう、というのはちょっと皆さんが想像する「お金」とはイメージが違っていたかな、と思います。
しかし、
最大の資産は自分の時間であり
人生の目的は、その時間を自分の満足感と引き換えること
のように置くことが、お金の使い道を考えるうえでとても重要になります。
なぜなら、
最低限お金に困らない
好きなことをやるお金が欲しい
といった誰もが持つ気持ちは、
単にお金を稼ぐためだけに働き、ただ生きるためだけに時間を使うのはまっぴらごめん、という気持ちの表れだからです。
この、お金のはなしの第一回の冒頭に
お金そのものは、美味しいわけでもなく、便利なものでもない。という話をしました。何かに交換できるから価値があるわけであって、お金をただ持っていても、何の役にも立たないのですから、お金を稼ぐことが目的になってはいけないのです。
では本題に戻ります。
数ある投資の中で、最も効率のよい投資とは何でしょうか。
それは、「教育」です。
自分への投資、と言ってもよいかもしれません。
つまり、なりたい自分になるために、お金と時間をふんだんに使うことこそが、最終的には楽しみのために最大限の時間を使うことができるようになる最善の方法だということです。
少し金銭的な話をすると、
有名な中室牧子さんの著書「学力の経済学」の中でも述べられている通り、大学以上の学歴を積ませると、生涯年収は平均で一億円近くも増加します。
高校卒業と大学卒業を比べるとき、
例えば、塾や、中高を私立学校に行かせたとしても
その投資額はせいぜい1000万円か2000万円ほどです。
それが、子どもの生涯40年間の収入の合計で一億円に変わる。としたら、投資効率はなんと5倍です。
これは、あくまでも平均的な話なので
個々人の事情によって変わりますし
10倍以上になる人もいれば、
投資効果が得られない人もいます。
しかし、教育が極めて効率の良い投資であるということを示すには十分な論拠だと思います。
重要なことは
なりたい自分になるために必要な投資をする
ということです。
賭ける(投資する)ものは、お金でも時間でもOKです。
塾や私立学校や学習コンテンツは、なりたい自分になるための活動を加速してくれるブースターの役割を担います。
そうは言っても
中学生や高校生の多くは
将来なりたい自分が何者なのか、など
わかりません。
ただ、
わからないから、何も投資しないのか
わからないなりに、何か投資するのか
それはちょっと違いますね。
そこで、
ここではなりたい自分を3つに分けてみたいと思います。
1つは、億万長者になりたい人
海外にいくつも別荘をもって、休みの時にはプライベートジェットで旅行をする人たちです。自分の一生では使いきれないほどの資産があります。
2つめは、とにかく投資のエキスパートになってお金をジャンジャン増やしたい人
優雅な生活やたくさんの贅沢とかはあまり興味がなく、とにかくお金を稼ぐことができる人になり、あふれたお金でちょっとした贅沢をしたり、休日がちょっと人より多かったりします。
3つめは、お金とは関係なく、スポーツや、芸術や、研究などやりたいことをやりたいだけやって、それに困らないだけのお金があればいいという人
生活も休みも人並みですが、お金や生活に関する心配をする必要がない状態です。
1つ目の人になるには、
何か卓越した技量をもって、世界トップレベルになる必要があります。競技人口が多く人気のスポーツ、例えばサッカーや野球を極めるだとか、人並み外れた実業家(投資家ではなく)になるとか、ハリウッドに出るような超有名俳優になるとか、そういう道です。
マイナースポーツや、科学技術などでは、たぶんなれません。
これには、自分の能力と努力だけでなく、環境や人との出会い、タイミングなどいろいろな要素が必要で、好んでなれるというものでもありません。
大抵の場合、各所から引っ張りだこになり、超多忙を極めるので、資産は多くても休みは多くないかもしれないですね。
2つ目の人になるには、
投資の道を究めることです。
事業投資、株式、土地、あらゆる投資対象に目を光らせ、買っては増やし、また買う、というサイクルを確立します。
ロバートキヨサキさんの「金持ち父さん」シリーズなどで描かれる金持ち父さんの思想は、これに近いものです。とにかく自分の時間を、金持ちになるための訓練に費やす必要がありますが、間違いなく金持ちになれます。
問題は、余った時間を自由に使えるのだけど、自由にやりたいことが芸術やスポーツだった場合、実力が伴わなくて面白くないというようなことになりかねない、ということです。
3つ目の人になるには、
普通に生活をしながら、日常的にお金に関心をもって、積極的に投資をするとともに、浪費を減らすことです。
会社員や個人事業や、公務員など、様々な自分のやりたいことと仕事を紐づけて、まじめに働きながら、やりがいを見出して、生活にも比較的ゆとりをもって過ごすことができますが、自宅に一流シェフが常駐したり、プライベートジェットで旅行することはできません。
じつは、投資の本の多くは、2の人を目指すような書き方をしたものが多いです。とにかくある程度お金がたまるまでは禁欲生活で、無駄を排除し、好きなことも我慢して、そのうえでまだ消費には回さず、お金が増えるように、実際の生活の役には立たない、土地や事業や株式を買うように勧めます。
それのやり方や目利きを養うために、多くの時間を使い、若いうちに好きな思い付きビジネスをやってみたり、無駄に海外を放浪したり、下手の横好きでスポーツや音楽に打ち込む、ということを許しません。
そういったことは、お金を増やすという意味ではマイナスでしかないのですが、人生の素晴らしい時間を経験するという意味では、とても有意義なことだと思うのです。
これが、人生に目的を持つということです。
今日のまとめです。
効率のよい投資の1つは教育である。
だから、お金の勉強をちゃんとすれば、ある程度の資産形成は可能。
しかし、投資家になりたいというわけではないのなら、すべての時間をお金の勉強や投資のために費やす必要はないし、消費行動もやってよい。
今回は以上です。
次回は、少しお金っぽい、資産形成という話をしましょう。