「これだけは知っておきたい史的イエス」 | ひとりごちる ~エホバの証人(JW)・ものみの塔(WT)・jw.orgについて考える~

ひとりごちる ~エホバの証人(JW)・ものみの塔(WT)・jw.orgについて考える~

一般人りんごの思うこと、あれこれ書いてます。
基本的に公開記事が多いので、個人情報に気をつけてコメントして下さいね。

これだけは知っておきたい史的イエス/教文館
¥3,045
Amazon.co.jp

無事に読み終わりました~☆


この本の中では史的イエスについて27の問いがたてられています。

問1 なぜ「イエス研究」は必要なのか?

問2 どのように「イエス研究」は可能なのか?

などから始まり

問7 福音書は客観的な伝記なのか?

問8 イエスは最初のキリスト者ではなかったのか?

といった、核心に迫るものや

問15 イエスはマグダラのマリアと結婚していたのか?

問16 イエスは奇跡を行ったのか?

というイエスの私生活?にかかわるものや

問20 イエスの主要なメッセージは何であったのか?

問21 イエスは神がその支配をいつ開始すると考えていたのか?

そして

問27 イエスは死者の中から復活したのか?

ということまで。。。


聖書の記述と正典とはされなかった数々の文書、また同時代の文書、そして当時の発掘品などの考古学資料。。。等々を元に、より正確な解を求めた本です。


好感が持てたのは、問によっては確たる解がないものに対して、いくつかの可能性を上げるにとどめ、

「わからないものはわからない」

という正直な姿勢です。


実際よくわからないことに対して、解釈に過ぎないものを答だと決めつけてしまうもの数々ありますからね。

どこかの某宗教のように~(^u^)


と、いうわけで。。。

実際のところ、確定できないことがとても多いのだということを知ると同時に、改めて様々な可能性を考えることができました。


少しだけネタバレを言うならば。。。

意外だったのは、イエスは自身が刑に処せられるとしたら、十字架刑ではなく石打の刑にあうと考えていたのではないかという仮定です。

イエスの処刑の数年前に、ガリラヤの奇跡行為者ホニが石打の刑に処せられており、イエスも自身を「預言者」として同様の末路をたどることを予想していたのではないか。。。と。


なかなかうまくまとめられていませんが(^^ゞ

興味深い内容でした♪