壁を厚くしようよ(2001.1.14~3.3)
壁の土が乾いてきた「もうちょっと厚いといいなぁ。」と荒壁を眺めながら大工Nさん。
すきま風を防ぐだけでも違うかもしれない、というアドバイスから、
乾いて縮んだ土壁と柱の隙間を埋めようということになった。
荒壁塗りの時に落ちた土を溶かして。
細い隙間の奥まで入り込むように、丁寧に、それはそれは丁寧に埋めていった私。
こんなふうに(2001.1.14)1月の終わりまで一生懸命やって、作業が割と進んだ頃、
何がどうしてどうなったのか、
「中塗りをして壁を厚くしようよ。」ということになって、
その話を聞いた土建屋Uさんもノリノリで、
材料の調達のほか、工具一式を大工Nさんに無償で貸してくださった。
様子を見にきた荒壁塗りのSさんは、使い込んだコテを私にくださった。
こんなに嬉しそうに練られた土を(2月3日)
...何故か、わたくしが....
ちょっとだけなら楽しい(2月9日)私は少し覚え違いをしていて、
漆喰壁の2階外壁の中塗りは左官屋さんがやったものだと思っていた。
私が2階の外壁塗りをしている写真もないし。
それならどうして私は2階の足場から、3回も携帯電話を落としてしまったのだろうと
記憶のパズルがうまくはまらなかったのだが、少し先の写真を見てわかった。
2階を塗ったのも私だ。
写真によると、この中塗り壁の上に板を貼り、防水シート、針金でできた網を貼付けて、
それにモルタル、その上に漆喰を塗っていた。
中塗りに直接上塗りをするわけじゃないので、素人でも良かったわけだ。
設計図の「外部仕上-外壁」の欄を見ると、ちゃんと書いてあった。
「2階ハ タイベック張リノ上 ラスモルタル下地 シックイ塗リ」
記憶違いでなければ、週2回は仕事が終わって15時くらいから、それ以外は朝から。
休日には夫も加勢して、ほぼ毎日の作業。
中塗りには土壁と柱との隙間が必要(荒壁を抱え込んで支えるため)だそうで、
最初に隙間に「丁寧に丁寧に」つめこんだ土を取り除く作業はなんともうらめしや。
そして、この地方は風が強く吹き付ける(物干し台が倒れる程)ため、
その風がとても冷たくて、痛くて、寒い。
風に打たれながら、順番待ちの壁を眺めては、
先の長い作業にため息をつきつき、やっと終了したのは3月3日。
あー、しんどかった。
この後の大工さんたちの作業に比べれば、ほんの一握りの苦労ではあったのだけれど。