敷地の高さ調査と建物の配置を検討 | 楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

敷地の高さ調査と建物の配置を検討

今日は新築工事に伴って、現地で設計GLを決めるための地盤の高さ測量と建物の配置を確認をしてきました。


設計GLとは、設計上の地盤の高さなのですが、このGL点を基準になるため、大事なところです。

設計GLを決めるにあたって

・水の流れ当然高いところから低いところに流れるので、出来るだけ敷地の地盤はあげたい

・基礎を現状地盤にある程度埋め込みが必要なので、設計GLを上げすぎると、深基礎にしないといけないため、基礎費用と土の処分費が掛かりコストが上がる。

・GLを上げすぎると玄関とアプローチの高低差が大きくなるので、階段が増える。

・GLを上げると、道路際に土留が必要になる。

・駐車場は道路の高さと合わせることになるので、駐車場との高低差ができるため、駐車場の高さと設計GLとの関係性を考慮する。

・逆に低すぎると、基礎の掘削作業を増え手間及び、土の処分費がかさむ

・敷地内に汚水・雨水の最終桝があるのですが、それぞれの桝から最終桝に向けて勾配をつけていくので、一番遠い枡から1/100最終枡の深さの範囲内での設計GLになる。

色んなことを考え、設計GLを決めます。


一旦図面にレベルを落として、じっくり考えようと思います。

建物の配置ですが、目視すると、敷地が90度の整形のようにみえますがそんなにうまい土地はなく、
微妙に角度は振っているので、

どこの線(道路・隣地とのブロック)を平行に建物を建てるのか決める必要があります。

一番建物が見える、メインの道路と平行に建物を建てることが一般的ですが、道路に平行に配置した時に、建物の裏側の空きが敷地内側に角度が降っていると、建物のあきが片側で少なくなるので、軒の出を考慮しOkかどうか?

今回は南西道路を基準に測って、それを平行に北東の隣地との境界であるブロックに当てはめると、建物とのあきが有効ではない感じだったので、北東のブロックを基準にすることにしました。前面道路から見ても、肉眼では平行にしか見えないので。

あと、丁度お隣さんが完成間際なので、隣りさんの窓の位置を確認しました。
やはり窓がかぶるとお互い嫌なものなので、できるだけ干渉し合わないように、検討です。