木組みのようす 大工の仕事 | 楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

木組みのようす 大工の仕事

中庭のある家の構造材は高知県の檮原の材を使っています。





夜な夜なトレーラーで南港まで運んでもらいました。






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結構な量なので、直接現場には搬入できないため、南港へ一旦おろして、小運搬で現場へ。


結局4t車5台も必要だったことを考えると、材のボリュウムの大きさがわかります。


何立米の構造材をつかったんだろうか?また計算しときます。






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まず土台を敷き込むことから始まります。基礎に埋め込んだアンカーボルトと土台を締め固めます。




土台や床下廻りの材は湿気がこもりやすいので水に強い桧。シロアリにも強いため安心です。




国産の桧や杉の赤身以外の場合は、シロアリのえさになりうるので、薬剤で防蟻処理をしなければいけなんですよ。




フローリングの真下の木が薬剤処理してると思うと、寝転ぶのも抵抗ありますよね。





また、薬剤は何年かすると揮発されて効き目がなくなり、定期的にまた薬剤処理することを考えると、やっぱりシロアリが寄り付かない木を使う方が賢明ですよ。






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土台敷き込みが終わると、いよいよレッカーを使って木を組み立てて行きます。


昔はレッカーが動いているのを見たり、大きな材が吊るされているの見ると、怖かったのですが今ではワクワクします。






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上の写真は約6mの通し柱。1.階から桁まで「通して柱」を建てることから通し柱。建物の角や重要な箇所に使います。通し柱には強度ある桧を使ってます。






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柱を土台に入れ込む瞬間を捉えることができました。


地震などの外部から引っ張られる力がかかった時に柱が抜きでないように、柱と土合を凹凸にさせて入れ込むんです。






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この凸の長さが長いほうが抜けにくいのですが、最低70mm以上は欲しいところです。


通常45mm~60mmもところが多いので、注意が必要です。






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1本1本吊りながら、大工さんが組む立てて行きます。


レッカーを操縦する人と大工さんの「あうん」の呼吸が大切です。





1日で2階の梁まで組み立てることができました。


明日はいよいよ棟があがります。





楽しみです。





そうそう、いい写真がとれたので紹介。






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上の写真は何をしているかというと、梁が組み終わった時点で柱がまっすぐに立っているか確認してるんです。赤く見えるのが振り子です。





カケヤ(下の写真で大工さんがもっているもの)で上から振り下ろす豪快さと1mm~2mmの柱の立ちを確認する繊細さ





大工さんの仕事は奥が深いなと思う一日でした。






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