夏涼しく、冬暖かい家の目安 Q値・μ値 | 楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

夏涼しく、冬暖かい家の目安 Q値・μ値

こんばんわ。
昨日書いたブログが消えてました。ショックです。

再びめげずに思い出しながら書こうと思います。

「夏涼しく、冬暖かい家」にするために。

といっても、みなさんはどうすればいいのかはわからないし、建築士さんや工務店さんにお願いしても、
室内の環境が良くなったのかは、住んでみないと実感できないこと。

楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

いい目安があるんです。
新築・又はリノベーションの計画段階で数値を出してもらうんです。

Q値、μ値。

まずQ値とは熱損失係数のことなんですが、
室内と外の温度差が1℃あるとした時に、1㎡あたりの逃げる熱の量なんです。

鉄と木を比較してもわかるように、素材それぞれ、熱の伝わりやすさ(熱伝導率)が異なります。

床・壁・天井・開口部に使用してる素材の熱の伝わりやすさ(熱伝導率)を全部計算して、

それぞれの合計した数値が小さいほど熱は伝わりにくく、断熱性能が高いということになるんです。

数値が小さいと、冷暖房をした際に、室内から外部に熱がにげにくいため、、冷やしたり、暖めたりした熱を室内に保つことができるのです。

そのため、暖房もガンガン運転しなくてもいいので、省エネになります。

光熱費を検討すると、

たとえば、関西で一般の家のQ値5.58くらいと仮定して、省エネ基準の高い家の場合Q2.7と比較すると、(2400-1161)円光熱費が安くなります。

100kWを2400円として、2400×2.7/5.58=1161円になります。(わかりやすくいえばの話ですが)

室内は快適でしかも光熱費が安く済む。
いいことばかりです。

Q値だすのは少し手間ですけど・・・

快適性を確保して初めて自然素材は生きてきます。

抽象的ではなく具体的にするには数値を出すのが一番。

お願いしてみてください。

μ値の話は長くなりそうなので後日。