基礎工事 立ち上がりコンクリート | 楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

基礎工事 立ち上がりコンクリート

引き続き、建物の土台がのる、立ち上がりコンクリートを打ち込みます。

その前に、型枠を立てて、土台と基礎を繋ぐアンカーボルトを型枠の中に固定させます。
コンクリートを流し込むと圧がけっこうかかるので、アンカーボルトは鉄筋にしっかりと固定します。

現在ではほとんどなくなりましたが、コンクリートを流し込んでから、コンクリートが固まらないうちにアンカーボルトを埋め込んでいく「田植え」という方法でしていることころもありましたが、これはぜったいにダメですよ。

アンカーボルトがまっすぐに入らない。
無理やり押し込むので、コンクリートとアンカーの間に空隙ができる。
アンカーボルトの高さがそろわない。

等、問題は山済みです。

ですので、コンクリートを流し込む前に、アンカーボルトをしっかりとした高さ、位置にコンクリートを流し込んでも動かないように固定します。

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いよいよコンクリートの打設です。
職人さん、前の一回目のコンクリート打設の時と同じく肩にホースをのせてます。

このホースの中からコンクリートが流れでてくるんで、かなり重いと思うのですが、肩大丈夫でしょうか?

肩凝りませんか?

がんばってくださいよー。

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下の写真、左の職人さんは何をしてるのかというと、右の方が流し込んだコンクリートを密にするために振動機(バイブレータ)で締め固めているんです。

みなさん、ケーキの生クリームを作る時に、泡だて器で振動させますよね。そんな感じです。
ちょっとちがうかな???

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立ちあがりの基礎の上には、土台がのりますので、天端の高さを一定にしておかなければいけませんが、今の時点では鏝でならす程度でそれほど期待できるものではありません。

ですので、その後、水平精度が高い「レベラー」を流し込みます。

3日~7日養生して、型枠を取り外したら基礎完了です。