映画『貞子』は中田秀夫監督の良いところが | 檜木田正史のブログ(ツイッターより)

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●映画『貞子』。
中田秀夫監督の映画は、様式美と言いますか、画面一つ一つをきっちり撮ろうとしすぎるのか、
えてして棒読みになったり、段取り的な動きになったりで、
人間ドラマやサスペンスだと致命的に下手に見えてしまうのですが(暴言すみません)、
ホラーだとそれが逆に輝きます。

これフィルムで撮ったのかなあ。黒のヌケがきれい。
ホラーシーンも、これぞJホラー。
湿ってて、陰影がきいてて、不安感をあおった画面で、音響も効果的(これは映画館で観る映画ですね)。

人間パートの物語は、まあまあでしたし、呪いのメカニズムがはっきりせず(『リング』は「これをしたら呪われる」と「これをしたら呪いが解ける」が明確だったからハラハラできた)、
それに貞子自身にスポットが当たった話ではなかったものの、ホラーシーンの演出は純粋に楽しめました。

なんと! 倉橋雅美(佐藤仁美)が出てくるんですよ!
思わず『リング2』(『らせん』とはパラレルの『リング』の続編)からの彼女の十数年がどうだったのだろうと、思いをはせてしまいました。

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