●『生きる』観劇。市村正親回。
あの黒澤映画をちゃんとミュージカル化してて、まずはそのことに驚きです。
黒澤映画もいつまでも心に残る名画ですが、
ミュージカル版では父子関係の着地点をきちんと見せたり、作家&小田切とよを最後まで絡ませたりといった工夫がされてて、より深くなった印象。
宮本亜門演出の芝居は、残念に感じるものが多かったのですが、今回は良。
淀みなく流れるステージングも良く、歌のうまい人たちで固めて、極上の「ミュージカル作品」に仕上がってました。
黒澤作品へのリスペクトも。
市村正親は最初ヨボヨボなのに、どんどん輝いていって、ソロの時のオーラが半端なかったです。
円熟の芝居。
この年齢の市村さんによるこの作品を観られて、本当に良かった。
一方、鹿賀丈史版はどうなのか気になります。
前にもツイートしましたが、鹿賀さんって「うだつのあがらなさ」が1ミリも無く、市長然、なんなら総理をやりました然で、
「登りつめた人が自分の死期を知って…」話になるのでは?と勝手に想像。
実際はどうだったんでしょう?
もう一回行く時間が無いため、DVD希望。

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