●『オケピ！』 録画見返してますが、おもしろいです。
それぞれの人物が抱える、関連の無いはずの身勝手なトラブルが、すべて１人（コンダクター）に向かって放たれることにより、
コンダクターが右往左往し、うまくあしらおうとするにつれ、ドツボにはまっていくという話し運びが絶妙。
そして最後、バラバラだった人たちが奇しくも団結し、大きなトラブルを回避するという爽快感。
東京サンシャインボーイズの芝居や『王様のレストラン』でも定番の、三谷喜劇の真骨頂。
●それに比べて、『ギャラクシー街道』！
おもしろくないのは（承前）ほとんど交差しない群像劇だから。
（ネタバレ）
最後、アレをああするところで数人が協力しあうけど、それぞれが関連のないただの客どうしなので、
その人たちが協力しようが、観客にとっては、どーでもいい。
協力したって、べつに何も（仲間意識や共感といったものを）生みださない。
●『オケピ！』を観てると『ギャラクシー街道』に欠けているものがよく見えてきます。
『オケピ！』では、クセのある人物たちを観客は笑いながら、だんだん好きになっていきます。
だから「幸せになって欲しい」と応援したくなってくるし、
この、本来ならまとまってなければならない「楽団」という集団が最後、ほんの一時であっても気持ちをピタッと一つにしたことに満足感と感動をおぼえるのです。
観客が登場人物に気持ちを入れていける心地よさ。
それが絶妙に着地することの快感。
一方『ギャラクシー街道』は （以下略
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
★ＨＰ・・・http://hinokida.moo.jp/
★ツイッター・・・@hinokida_m
★ブログ（過去ツイートをまとめて格納）・・・http://ameblo.jp/linestaff/entrylist.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■