●松鯉先生と松之丞さんによる「慶安太平記」全19席の俥読みが始まりました。
「松之丞さんのツイートに煽られて」と書くとしゃくなので「連続物を待ってました」と書いておきますw
幕府転覆を企む由井正雪の物語。
途中からでも楽しめるので、皆さんにもお勧めです。
松之丞さん「正雪の生い立ち」→松鯉先生「楠木不伝闇討」。
松之丞さんは勢いが凄まじく、貼り扇の音のようにパパンと小気味よく小屋の隅々まで響きわたる。
「乾」の持ち味。
(「長庵~重兵衛殺し」のようなジトッとした話も良かったけど)。
一方、松鯉先生は、味があって、じっくり、じんわり。
間(ま)も絶妙で、心地よく胸に染みこんできます。
いわば「潤」。
持ち味の違うお2人ですが、それを続けて聴くのは、前から好きです。
バトンを渡す側、受け取る側。お互いに信頼してる感じがして。
講談は、一席一席がバラバラではなく、前の空気が後に影響を与えることもあるんですね。
松之丞さん→松鯉先生と続く時の空気感は好き。
同時代で聴けてよかった。
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