『はだしのゲン』問題 戦争を丸ごと教えなければ | 檜木田正史のブログ(ツイッターより)

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ツイッターを2012年6月21日に始めました。
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●「はだしのゲン」図書閲覧に松江市教育委員会が制限をつけた問題は、
もちろん愚かだし、反対だけど、

「教員の指導で読んだり授業で使うのは問題ないが、過激なシーンを判断の付かない小中学生が自由に持ち出して見るのは不適切」(副教育長)と言うのなら、
その分、もっと学校できちんと教えよう。

単に「戦争はダメ。平和が大事」だけでなく、
どういう経緯で戦争に突入したのか。
それを当時の人はどう考えてたのか。
戦時に、人はどう振る舞うのか(前線だけでなく銃後でも)。

崇高な振る舞いもあったろう。
あさましい振る舞いもあったろう(そこが、教育委員会が「見せたくない」と判断した部分だろうけど)。
負けたらどうなるのか。
勝ったらどうなるのか。
そういったこと丸ごとひっくるめて、「戦争」というものを教えたらいい。

ただし、そのためには、教える側にも知識と見識が要る。
一教員だけでなく、社会を構成する一人一人も見識を持ってて、社会的なコンセンサスを作っておく必要がある。

私たちがそれを持ってなくて、教員にだけ「ちゃんと子供に教えろ」と言うのは無茶というもの。


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