日本の美学。 | 次世代の若者達よ、世界を変えてやれ

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稲若健志オフィシャルブログ

駒沢大高、部員数268名。









それ凄くないですか。なんでそんなにたくさんの選手がいるんですか。









当然強いからですよね。










でも257名はスタメンで出れないわけです。









多分入学前に子供たちはこんなことを決意したと思います。









”強いチームで試合に出たい”









親はこんな風に声をかけたんじゃないかな。









”強い高校で試合に出れない奴がプロになんかなれるか”









だからこれだけ部員がいるんですよね。









この考え方。











これは日本人です。正しい間違ってるは置いておいて、昔からの日本の美学です。










何度も何度も言っていますが、日本のように、学校でサッカーをするシステムは南米やヨーロッパにはありません。










全てクラブチームです。









そしてこの日本のシステムのデメリット。









それは3年間移籍出来ないこと。入ったらチームは変われない。









もう一つ。学校の先生だから監督が変わらないこと。










そしてもっともこのシステムでのデメリット。









それは試合に出れないと自信を無くしプロになれないんじゃないかと諦めてしまうこと。









サッカーをやめてしまうこと。










例えば駒沢大高で二軍の選手が、海外に行きたいと言ったとします。









周りは何て言うと思いますか?









”自分のチームでレギュラーで出れない奴が海外?馬鹿言ってるんじゃねえ”









言われた本人は、確かにそうかもなと思うかもしれません。










親もこの意見に追い打ちをかけるでしょう。










”試合に出てから言いなさい”











でもこれは全て日本の文化なんです。









強いチームに行き、そこで出れなければプロにはなれない。










そんな考えは他国では全くありません。道なんかいくらでもあるし、なければ作ればいいだけです。











他人の人生に蓋をする権利は誰にもないんです。










でも日本の子供たちは言われたらそう思い込むでしょう。










俺は自分のチームで出れないからダメなんだ。プロは諦めよう。











今いる状況から逃げてるだけじゃないのか。一生懸命練習して今のチームで出れるように頑張ろう。









そうやってネガティヴに思い込み、プロサッカー選手になりたい選手のピラミッドは頂点に向かって減っていくんです。











重要なのはチームの強さではなく、試合に出ることです。










応援席で楽しめるならいいです。











今日駒沢大高の応援席にいる選手が涙していました。










何の涙なんでしょうか。











もちろんチームが負けてしまった。全国優勝出来なかった。









あると思います。











でも本当は自分がグランドに立てずに高校三年間終わってしまった悔しさの涙ではないでしょうか。










絶対試合に出た方が楽しいし、出れるチームで活躍するべきなんです。










強いチームにいなきゃいけない。そんないらないプライド捨てた方がいい。











チームが弱小だろうが何だろうが、グランドに立ち頑張れば必ず道は拓ける。











遠回りでも何でもない。











やっぱり泣くならグランドの上で泣いて貰いたい。










親ならそう思うだろうし、本人だってそう思うと思います。












この日本の文化は外に出れば一発でわかります。こんな考え方は日本にしかない。










そしてそれを変えていかないと埋もれた才能が世に出ることはないと思います。