悔しさを力に。 | 次世代の若者達よ、世界を変えてやれ

次世代の若者達よ、世界を変えてやれ

稲若健志オフィシャルブログ

昨日こんな相談がありました。










”チームでレギュラーになれない息子を見ていると居た堪れない気持ちになるんです”












もう8年くらい前の話。










Jクラブのイベント企画で僕が提案し、その打ち合わせの日。











その担当がいつまで経っても現れない。僕はフロントにいる後輩を通してセッティング。











でも全然来なかったんです。そして打ち合わせ予定時刻から40分後....











すいません遅れました。あ、おまえか。











僕の顔を見た瞬間に、あ、おまえかって言われたんです。











その後輩がいなかったら間違いなく、その場で帰ってましたが悔しさをずっと堪えて打ち合わせ。










それはそれは悔しかったですよ。










なんでこの人はこんな偉そうなんだ?ふざけんじゃねえ!と心で思いながら。









絶対見返してやる。











もちろんそんな人は当然サッカー界だろうが、どの業界でも消えていくわけです。












会社の看板を背負わないと偉そうに出来ないなら最初から偉そうにするなよと。











偉そうな人はみんな勘違いしてるんですよ。












”いい時は長くは続かない。”











満月だってたった一夜限りなんです。いい時は一瞬。










大人の世界も子供たちの世界も安定が安心を生むんです。











一生安定してるなら偉そうにしてもいいのか。レギュラーならサブに偉そうにしてもいいのか。













今偉そうな大人に何を言っても変わるのは難しいかもしれませんが、子供は違う。












奢るな、偉そうになるな。












そして逆に今チームでレギュラーになれなくて、ボール拾いしてる奴。応援ばかりして下を向いてる奴。












大丈夫。











必ず意味がある。












君たちは今はレギュラーじゃないかもしれない。












でも人として人の痛みや辛さがわかるなら立派なレギュラーだから。












”寒さに震えた人間ほど太陽の暖かさを感じる”











人に馬鹿にされて、今は辛いかもしれない。レギュラーの奴に偉そうに言われて苦笑いしなくちゃいけないかもしれない。












本当はむちゃくちゃ悔しい。心の中で泣いている。











そんなの親はわかってる。











いつかお父さんお母さんを喜ばせてあげたい。












そんなの知ってるさ。












でも大丈夫、必ずその忍耐には意味がある。










そしていつか見返してやれ。














そして君がレギュラーでピッチに立つ時に、サブでベンチに座ってるみんなに声をかけてほしい。













”共に頑張ろう”














最後は諦めなかった奴が必ず笑う。












心配しなくても俺も悔しい思いしかしてないから(笑)











わかるんだよ、だからこそ気持ちが。










でもそれでもだ。












一つだけアドバイスを言うとしたら間違いなく。












”人生は楽しいことでいっぱいだ。”
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