なぜサッカー強豪国はトップレベルの選手を輩出するのか。 | 次世代の若者達よ、世界を変えてやれ

次世代の若者達よ、世界を変えてやれ

稲若健志オフィシャルブログ

さあ梅雨に突入し梅雨が明けると本格的な夏休み。










チームの保護者会。











今年の夏はとにかく必死に練習してチームを強くしたいと考えています。夏休みはないと思って下さい。練習すれば必ず伸びます。










皆さんついてきて下さい。宜しくお願いします。













よし!!この夏休みが勝負だ、息子よ!











朝早く起きての朝練はもちろん!今年はチーム遠征に、練習試合、二部練!











お盆以外は全てサッカー!











お母さんが一言。











何言ってるの!!保護者会で今年はお盆も練習試合入ってるって言ってたじゃない!











そうなのか!まあ仕方ないな、ゴールデンエイジの時期の過ごし方が一番大事っていうしな。











頑張ろう息子よ!











うん、父ちゃん!
















昨日マドリーから連絡を貰い、今シーズンの練習は先週で全て終了。











さあ夏休み!











ある強豪国のチームの保護者会。












皆さんも知っての通り6月の中旬から8月の中旬は小学校一年生から18歳まで全てのカテゴリーで練習は1日もありません。











みんな夏休みはいっぱい遊んで下さい。サッカーは夏休みが終わった後に一生懸命やれば充分です。










みんなが夏休みにしなければいけないことはサッカーではなく、遊ぶことです。











プールに行き、海に行き、カブトムシをとったり家族と友達と素晴らしい思い出を作って下さい。











その年の夏休みは1度しかありません。サッカーはいつでも出来ます。










でも長い人生で遊ぶことは今しか出来ません。だから目一杯遊んで下さい。











もちろんサッカーをやるのも自由です。











ただ自由に楽しく自分からサッカーをやって下さい。











人生は長いんです。












そしてサッカーはやればやるだけ上手くなるんじゃないんです。












サッカーというのはやる期間と休む期間があってその休む期間に充電されるから、やる期間にトップレベルで練習に挑めるんです。











サッカー選手になりたいなら。











ただ遊びなさい。











それが唯一君たちが夏休みにやらなければいけない唯一の使命です。











日本にいたら理解に苦しむかもしれません。












でも世界に出たら日本の子供たちは異常です。











練習しすぎです。だからトップレベルの選手が出ない。













足の技術がどんなに上手くなろうが、心の中に楽しめない気持ちがある選手。










いつもサッカーをやらされてる選手。












いつか自分の意思で人生を選択する時が来た時。











親の意見ではなく、自分の意思で物事を決定できるようになった時。












サッカー界にはいないかもしれません。













みんなに伝えたいのは、とにかく無邪気に外で真っ黒になって遊んでほしい。












楽しさは人生の中で最も大切で、長い人生において最も最強の武器だから。












日本の指導者は周りの競争に巻き込まれ、子供の本質がわかっていない。











でももっとダメなのは、親が自分の子供の心をわかっていない。











周りとの競争に巻き込まれ、いつの間にか敷いたレールを歩き初め。












本当に我が子はそんなことを望んでいるんだろうか。










睡眠を削り、遊ぶ機会を練習に費やし。












たぶん目の前にあるメガネを外さないと一生気付かない。