大人の頭脳を持った子供達。 | 次世代の若者達よ、世界を変えてやれ

次世代の若者達よ、世界を変えてやれ

稲若健志オフィシャルブログ

現在マドリードは朝の5時前。



時差の影響からか、既に目が覚めています。




昨日は最初にソラリやエミーリオが率いる中学3年の練習試合を見ました。
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相手はたまたまイングランドのチェルシー。




結果は6ー0レアル。まずここで衝撃。何が違うかってミスが圧倒的に少ないのと、ここぞという時のタイミングを絶対逃さない。




この年代は二回世界一になってるんですが、一言で言うと強い。




エミーリオも元気でした。
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その後にアレビン(小学五年生)の紅白戦を見たんですが、最初の試合の五倍くらい衝撃でした。




日本の指導者には10人いたら10人それぞれの指導法があり、正しい、間違ってるはない。




ずっとそう思っていましたが、昨日レアルの子供達を見て、これは日本の子供達が逆立ちしても勝てないわけだと思いました。




一番の違いは頭脳。




みんなサッカーを知ってる。11歳の大人がサッカーしていると仮定してくれれば分かりやすいですが、スピードの緩急。どうすればフリーで貰えるか。パススピード、細かい戦術。スペースの作り方。



しかもみんな前に見た時より遥かに上手くなってるし、10番のNなんて別次元。




何度も何度も話をしていますが、日本の指導者の最大の欠点は、趣旨がずれていること。




リフティングが何回出来るとか、足元の技術を徹底的にとか、そうじゃないんです。




サッカーを知らないと、自分の足元にボールが、来ないと何の意味もない。




どうやったらマークを外せるかと、どうやったらチャンスを作り出せるとか。




これだけサッカー強豪国のしかも世界トップを走る育成を見てるんだから間違いないんです。




日本はどんどん若い年代が弱くなっている。




こっちの練習でリフティングを練習に入れることなんか絶対にないですが、逆に日本の練習でリフティングをやらない所を探す方が難しいですよね?



日本は日本の中で切磋琢磨して競いあってるからどんどん世界との差が開いていくんです。




世界一のクラブの育成と比べられてもと、思うかもしれませんがそうじゃなくて一部なんかはみんなサッカーを出来る。



8歳でも10歳でも。




アルゼンチンに来た亮哉が、アルゼンチンで何を一番学んだ?と聞いた時に、サッカーを学びましたと言っていたのがすべてです。




世界との距離を埋めるために必要なのは、ボールがある時に何が選択肢として一番正しいのか、どうすればボールをフリーで貰えるのか。




それがサッカーなんです。




でも言っても見ないと分からない、伝わらない。




だからこそ時間を割いて、子供達に関わる指導者は外に出るべき。




日本はサッカー選手をしていた人が、自分の感覚で子供達に教えるから上手くいかない。




だって日本の練習で自分が上手くなってる訳だからそれが当然正しいと思って指導する。




でもそれ自体が世界のトップレベルとはズレてるんです。




メッシやロナウドを語る大人が、生で見たこともないのに、どうやって子供に伝えるの?



と同じです。想像で話をしても伝わらない。世界に通用する子供を出したいなら自分で世界に出ないと不可能だと思います。



理想を現実にするには、まずそのレールを歩かなければならない。




アルゼンチンに関わり16年、レアルに関わりもう3年。僕も自分に関わる子供が世界一のクラブレアルのユニフォームを着て、あのベルナベウでチャンピオンズリーグの決勝の舞台に立ってくれることを、ずっと夢見てますよ。
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だからこそ自分の目で見て学ぶんです。