夜、アパートの下に
イメージ
屋台のラーメン屋さんです
へぇ~・・・移動の屋台か!
こんな所にも来るんだ
屋台って良いよね
うんうん風流だ!(と、分かったような文句)
屋台は、よく出張とかで駅前で利用するけどね
移動して、こんな所に来るなんて珍しいね
チャルメラの音に無性に引かれ
お金を持って
よし!!と
イメージ
早速下に下りて行きラーメンを注文
店主の手際よい作業
最後に
イメージ
へい!お待ち!!
と、あっと言う間に1丁出来上がりです
僕は近くの大きな石に座り
貰った割り箸を口で引き割り、麺を突きます
そうそう
こーやって外で食べるのが風流ってもんよ!
また
イメージ
それに、この器も形と柄がいいね!!
美濃焼きかぁ?!
などと知ったかぶり
そして、ラーメンのツユをひと口すすり
つづいてラーメンをつまんで
・・・あれ?
なんだか暗いような・・・
・・・おぉ~!
ラーメン屋が行ってしまうよ~!
屋台のラーメン屋は
排気音と共に、僕を残して走り去って行きました!
しばし硬直
おい!
どこに行く?
と
イメージ
ドンブリを持って、立ち上がる僕
立ち尽くすこと数分
・・・まぁ行ってしまったんだから、しょうがないかと、
諦めてラーメンに箸を・・・
・・・暗くって
麺が見えないが、麺どころじゃないわ!
辺りは
イメージ
はたしてドンブリを水平に持ってるんだろうか?
持っていたドンブリに力が入ります
・・・あれ?
何か軟らかい・・プラスチックかい!!
ほぉ~!よく出来てるなぁ
じゃ、ないって!
風流が・・・
・・・思うが、そこに屋台があってこそ
そこでラーメンを食べてこそ風流があると思うが
イメージ
そりゃあね、そっちも商売だろうがね
と、もはや走り去ってしまった屋台に
イメージ
暗い闇夜で、石に座って食べてる
随分マヌケな人物が、ここにひとり
お~い店主よ!
風流だけ置いてけ~!