白血病について①
ALL:急性リンパ性白血病
これが私の病名
「白血病」という病気は、
誰でも聞いたことのある病気だと思う。
有名な芸能人でも何人か顔が浮かぶ
「白血病=不治の病」
以前はそんなイメージがあったけれど、
今はどんどん医学が進歩して、
決してそんな病気ではなくなってきている
せっかく自分が病気になったので、
白血病について、復習してみた
白血病とは、いわゆる”血液の癌(がん)”
普通、体の中を流れる血液は、
骨の中の骨髄で作られる
(ラーメンとか、良いお出汁がとれるところ)
造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)という、
血液の素になる細胞があって、
これが、白血球や 赤血球
や 血小板
…
血液を作る色々な細胞に”分化”していく
(左から右へ分化していく)
もうひとつ造血幹細胞は、
”自己複製能力”を持っていて、
アメーバみたいに
自分で自分のコピーを作ることができる
白血病は、この造血幹細胞が腫瘍化(がん化)したもので
異常な造血幹細胞(白血病細胞)が、
”自己複製能力”のために増殖していく病気
白血病細胞は、正常な血球へ分化する能力がなく、
残っている正常な造血幹細胞の分化も邪魔してしまうので
症状にもある、正常な血球の減少が起こってくる
そして血球の減少によって、色々な症状が出てくる
これが簡単にまとめた白血病の原因
なぜ、造血幹細胞が白血病細胞になるのか
大量被爆とか抗がん剤治療の後とか、
タバコの影響とかは報告されている
(やっぱりタバコは百害あって一利なし)
あとは、色々な遺伝子異常が重なって起こると
言われている
ただし、遺伝子の異常と言っても
急性白血病は(ある特殊なものを除いては)遺伝しない病気
もし、自分の子供が白血病になってしまったとしても、
それは決して両親の責任ではない