こんばんは。
じわじわと夜も長くなってきましたね。
暑くもなく寒くもなく、なんといい季節なのでしょう。
窓を開けると虫の声が高らかに響いてきます。
わたしにはささやかですが長年気にしていた悩みがありました。
それは本が大好きなのに読書がとても苦手というものです。
こうやって書いてみてもめちゃくちゃな気がしますね。ものすごい矛盾感。
気になる本、読みたい本、好きな作家さんなど。
これらはつねにたくさんありました。
本屋さんも大好きで園芸、料理、ビジネス書、哲学、カメラ雑誌、エッセイ、マンガなどなど。
どのコーナーに行ってもワクワクが収まることはありません。
しかし、買ったもののいわゆる積ん読(部屋のすみで積まれている未読の本)は数しれず…
読み始めてはみるものの、ほとんど読み切ることができませんでした。
うーん。こんなにも集中力がないとは…。
ほかの人ってどうやって本を読んでいるんだろう(?)という謎に満ちた疑問が湧いてくるほどでした。
そんな長年の悩みに光が差しこんできたのは、つい1時間ほど前のことです。
最近にもほどがありますね。
(読んでないんかーい)
仲のいい先輩におすすめいただいた本だったのですが、現在の自分の状況に当てはまりすぎて痛いやらかゆいやら、瀕死の思いでページをめくっておりました。が。
まあ図星すぎて刺さる刺さる。
オペ中なら輸血も検討されるレベルでグッサグサとやられておりました。
(お医者さんはグサグサしませんね)
こ…これは…!
おもしろい。おもしろすぎる。
集中してすいすいと読み進めたい。
しかし、思考がうるさいなー。
そうなんです。
思考がうるさいのです。
おもしろければおもしろいほど
内容について興奮すればするほど
本の刺激を受けて頭の中がざわざわと動き出してしまいます。
ちなみにつまらない、心が動かない本はサラッと読めました。なんという皮肉。
ひと段落読んでは天を仰ぎ
新たな視点に驚いてコーヒーをすすり
活性化したついでのどさくさで
仕事のアイディアなんかも浮かんできて
共感したエピソードに思いを馳せる…
こんなことをしているからまったく進まないのですね。
ぐぬぬ、めちゃくちゃ納得です。
なので今日はスマホのメモ帳を片手に、浮かんできたことを書きとめながら読み進めてみることにしました。
心に残った一文でも、新しく覚えた単語でもなく
・感じたこと
・思い出したこと
・突拍子もなく浮かんだアイディア
・夕飯の買い物リスト
つまり読書メモというにはほど遠い、本自体の内容には関係ないことばかりを書いていきます。
せっかく読んでるのに余計なことばかり考えてしまってダメだな~と、正直思ってました。
でもどんどんどんどん浮かんできてしまうのです。
ならしょうがない!外に出そう!!
片っぱしからメモするぞ!!!
と、あいなったわけでございます。
その結果…
読める…読めるぞ……!とムスカ状態!
おかげさまで本を読むペースは格段に上がりました!
※ちなみにいちいちメモを取るので、トータルの読む時間は相変わらずめちゃくちゃかかっています。
なにはともあれ、この方法ならどんなにおもしろい本でも読み終わりそう!
また謎のことを言ってるけど、まあいいや!
やったーー!
…ということを読書の途中でやっているのでした。
さあ、続きを読みましょうかね。
今夜手に取りたい本はありましたか。
ではではよい夜を。