前回の記事から

一週間が経ってしまいました。

急激に季節が進み、

寒さが身に沁みています。





この一週間、私にとって

深い悲しみが訪れた日々でした。

母が11月13日に永眠いたしました。










兄と私で母の手を握り、

感謝の気持ちやお別れの言葉を何度も伝える中、

眠るようにやすらかに

微笑むような表情で

旅立っていきました。




末期癌でしたので

覚悟はしていたとはいえ、

生まれてからずっといっしょに暮らしてきて

母を亡くすことは、心底から寂しいです。




ご心配、お気遣いいただきましたみなさまには

直接お会いしてお礼を申し上げたいところですが、

この場をお借りしまして

心よりお礼を申し上げます。




母は3週間くらい前から

食事がとれなくなり、

眠っている時間が長くなって、

こちらの話すことにうなずくことはあっても

母から話すことが減ってしまいました。

このところ水分も摂れなくなっていたので

とても心配していました。




ちょうど一週間前の日の夜に

ホスピスにいる母に面会に行ったところ、

さらに容体が悪化している様子でした。

看護師より

終末期せん妄が始まっており、

身の置きどころのなさを感じているのだと

教えてもらい、

その晩は急遽泊まって

母に付き添うことにしました。




その日から

兄と交代で母に付き添い、

亡くなる前日から

兄と一緒に母のことを見守っていました。




ホスピスのスタッフの方々のサポートのもと、

もうしつこいと母に思われてしまうのでは

と思うくらい、

ふたりで母の手を握って

母への感謝や申し訳なかった気持ちを

伝え続けて

母の旅立ちを見送ることができました。




今は、兄と、

母の好きだったお寿司やコーヒーを摂りながら

母のことを語り合って

悲しみを分かち合っています。




ずいぶんひさしぶりに

兄弟がいて心強いなと

思いました。




まだ深い悲しみの中にいますが

少しずつ日常生活に戻ってきています。





母が昔描いた絵です↓







上の絵は、よく「娘さん?」と聞かれていましたが、

母は「マリアさまよ」と答えていました。

ブログへの掲載に関して、

本人の許可はもらっておりません…






母の作った俳句で好きな句です。↓

子どものころの私のことだそうです。



『ゆふすげと 同じ背の子や 夕散歩』