当然のように、どの業界でも“グローバル”。
世界市場を見据えたビジネスを。
WBSでも日経新聞でも東洋経済でも、その類の話はいつも盛りだくさん。
もちろん市場規模を見た場合、業種にもよるけどそれは国内よりも国外の方が魅力的だし、広大だし、あらゆる可能性を秘めている。
私もそんなお話をよく頂く。
やはり職種がらアジア圏が多いが、ビジネスのお話から旅のお話、「アジア進出支援」や「ベトナムにエステを」なんてお話まで。
先日は青年海外協力隊OBの方とお知り合いになる機会があった。この方はアジアだけではなく中東方面も強いらしく、文化の違いだとか生活様式の違い、食事やトイレの違い、ビジネス感覚の違いなど、聞いているだけでいるだけでその地方の情勢に詳しくなった気になるほど、興味深いお話だった。
今の業界に来る前、前業界にいた時の私にとって“海外”など、旅行の対象でしかなかった。飛行機に乗るために早朝起床して、パスポートと間違えて年金手帳を持っていき、ビーチで乗ったバナナボートから吹っ飛ばされては海パンが脱げた。当時の私のとっての海外はそんなもの。
それに比べると、実際に行ったり海外を相手にしたビジネスを大々的に行っている訳じゃないけど、今は少し身近に感じられていると思う。というか、日常や仕事のなかで触れる機会が多くなった。
昔は、ずっと昔は“世界”は遠かったんだろうと思うけど、そう考えると今は恵まれてる。その気になれば世界を観ることが出来るんだから。
吉田松陰先生も、近藤長次郎さんも、坂本龍馬さんも観ることが出来なかったけど、長州ファイブや岩倉具視さんが観た世界。
羽田も国際化に向けて拡張中だし、成田まで新しいスカイライナーも開通したし。格安航空会社はどんどん参入して来たし。
そんな大それた話じゃなくても、単純にビジネスチャンスが拡大したってこと。
これは恵まれている。