実例でグリップの問題を見る | ゴルフ直線打法

実例でグリップの問題を見る

「スイングを決めるグリップの動き(09-04-22)」で議論したコックの動きの実例は、石川遼選手のスイングと、アメリカでのコーチとしての働きを様々な雑誌などで議論されたマイク小西氏のスイングに見ることができます。

ところが、グリップのコック、アンコックの動きを制限しない限り、腕の動きには任意性が残り、スイングの動きが確定しないことは「スイングを決めるグリップの動き(09-04-22)」で見たとおりです。

そこで、手許にあるマイク小西氏の著書「日本のプロでは直せない」「続日本のプロでは直せない」(いずれも日本文華社版 1990、1991)を見ると、体の動きの形を詳しく追求することでスイングの動きを確定しています。

小西氏が主な体の動きとして着眼するのは腰の横回転の動きです。石川プロのスイングも腰を大きく回転するものですから、腰の回転を基礎にして動きを構成する小西氏のスイングは、石川プロのスイングの安定化に役に立ちそうに見えます。

ところが、腰の横回転を重視すると、体と地球を結ぶ動きが見えなくなります。その結果地面を強く押し下げる体全体の動きの活用が不十分になり、結局恣意的な制約を加えて動きを固める必要が出てくる筈です。

2009年のマスターズで石川プロがスイングの不安定性に悩んだことは記憶に新しいことです。小西氏のサジェスチョンを加えてもこれからは逃れられなかったのです。