呼吸法はスイングの型に依存する
「ゴルフでは理屈も大切」(08-11-13)では、名手中村寅吉氏が、バックスイングからダウンスイングにかけてはだれでも息を止めるが、それをどこで吐くかが問題であるとし、その実験的確認法としてアドレスでタバコの煙を口に含み、スイングのどこで煙が噴き出すかを見れば、インパクト前に煙が出るとスライス、遅れればフックとしているという話を書きました。
ところが中村寅吉氏のスイングは典型的な腰回し打法、すなわち「回転型」です。したがってその呼吸法は「回転型」打法に適したものになっている筈です。
実際に「回転型」の動きでクラブを振ってみると、バックで吸い込んだ息を吐き出すだけで、ダウンからインパクトの動きが実行されます。
ところがこれでは「直線型」の動きは実現しません。ダウンでは腕を振り抜くまで腹全体を強く締め続ける必要があります。これで脚腰背骨の緊張が発生して体を地球に強く結びつけ、背筋の伸びた体勢でインパクトを実行することができます。振り抜き終わった状態で腹の緊張をゆるめると自然に下腹が膨らみ、臍下丹田の緊張を利用した腹式呼吸が完成します。
こうして、スイングの型を「回転型」と「直線型」に分類することによって始めて、ゴルフの呼吸法のあり方も明瞭になることが分かります。
中村寅吉氏のスイングは「回転型」で、これが我が国のスイング観で支配的になり、一方アメリカ遠征で会得した右腕リードで打つスイングの要領を持ち帰った戸田籐一郎の「直線型」は、その後も十分に評価されないままになったように見えます。
「核心打法」は、本来「複雑な体の動きの仕組みを実用的に表現するイメージの構成」という研究の実例なのですが、その実用上の役割も無視できない感じがします。
ところが中村寅吉氏のスイングは典型的な腰回し打法、すなわち「回転型」です。したがってその呼吸法は「回転型」打法に適したものになっている筈です。
実際に「回転型」の動きでクラブを振ってみると、バックで吸い込んだ息を吐き出すだけで、ダウンからインパクトの動きが実行されます。
ところがこれでは「直線型」の動きは実現しません。ダウンでは腕を振り抜くまで腹全体を強く締め続ける必要があります。これで脚腰背骨の緊張が発生して体を地球に強く結びつけ、背筋の伸びた体勢でインパクトを実行することができます。振り抜き終わった状態で腹の緊張をゆるめると自然に下腹が膨らみ、臍下丹田の緊張を利用した腹式呼吸が完成します。
こうして、スイングの型を「回転型」と「直線型」に分類することによって始めて、ゴルフの呼吸法のあり方も明瞭になることが分かります。
中村寅吉氏のスイングは「回転型」で、これが我が国のスイング観で支配的になり、一方アメリカ遠征で会得した右腕リードで打つスイングの要領を持ち帰った戸田籐一郎の「直線型」は、その後も十分に評価されないままになったように見えます。
「核心打法」は、本来「複雑な体の動きの仕組みを実用的に表現するイメージの構成」という研究の実例なのですが、その実用上の役割も無視できない感じがします。