交差連結を壊すもの:体重移動 | ゴルフ直線打法

交差連結を壊すもの:体重移動

筋群の繋がり方から、左右の脚と腕が交差して繋がる交差連結が、強力な腕の振りを生み出すスイングの基本構造を与えることは既に議論しました(「左右の脚と腕の交差連結がスイングを作る」(08-12-04))。

ところがこの連結を壊すものがあります。それは、一般的に人気のある体重移動でクラブを振るという考え方です。

実際にバックで右脚に体重を移動させ、ダウンで体重を左脚に移動させるという気持ちでクラブを振ると、体の重心を右に左にと動かすことになり、バックで腰が右に動き、ダウンで腰が左に動くという動きが現れます。この動きでは左への動きの限界で、左脚一本で体を支える形になり、ここで左脚が外側に回り、左サイドが開く動きに入ってしまいます。

思い切り振るドライバー・ショットの場合、このような動きが出やすくなります。機会がありましたらこの辺りに注目してプロのドライバー・ショットの動きを眺めてみて下さい。

この動きが身に染みついていて、これでかなりの成功を収めている人もいますが、タイガー・ウッズのような達人にはこの動きは全く見えません。多くの成功しているプロのスイングにも、このような体重移動は見られません。我々パワー不足の普通のゴルファーの場合は、後者を見習うべきでしょう。