パワーか構造か | ゴルフ直線打法

パワーか構造か

体力のあるゴルファーは、これを利用して飛ばすことに熱中します。しかしこれが有効な方法であるとは言えません。ましてや体力も並の普通のゴルファーは飛ばしに熱中しても限度があります。幸か不幸か、持てる体力を有効に利用してスイングを作るという考えがここで生まれます。

更に一歩進めば、スイングの目的に即した動きの形、すなわちフォームの構造を考えることになります。ここではシステマティックな接近が必要で、思いつきであれこれ考えていると「日暮れて道遠しの」有様になってしまいます。

これを見事に示すのがベン・ホーガンの「モダン・ゴルフ」です。ホーガンはパワー・ゴルフの時期を過ぎてから見事な実績を収め、その動きの内容を詳しく「モダン・ゴルフ」に書いています。しかしこれは既に成功を収めた人が自分の目から見た自分の動きを描き出したもので、単なる細部の記述の寄せ集めとなっています。

これを普通のゴルファーが利用しようとすると、全体の動きとの繋がりは捉えきれない程複雑なものになり、自分の気になる点だけを取り上げて検討することになります。これでは普通のゴルファーが自分のスイングを組み上げる役には立ちません。結局スイングの動きを作る体の動きの基本構造を理解し、これらの組み合わせの試行錯誤を通じてフォームを作るしか方法は無いのです。

このフォ-ムの作り方をリードするのがスイング動作の目的意識です。これは通常飛距離と方向性の確保という二面的なものになります。この両者を同時に満たすような体の動きの制御法をゴルファーは追求することになります。「しんどい」ことです。面倒に思われた「核心打法」の構築その具体化の一例です。その気になって見直してみて下さい。