H.A.の弁明 | ゴルフ直線打法

H.A.の弁明

有名な「ソクラテスの弁明」に響きを合わせた、今回のタイトルです。もちろん、H.A.は筆者のイニシアルです。

そこで、此の弁明で何を言おうとするのかというと、「核心打法」の大改訂「左でバック、右でダウン」を導入した理由です。あるいはむしろなぜ始めに「核心打法」を、ダウンをも含めて腰椎の右回りの動きを続ける形で定義したのか、ということです。

そもそも、此のシリーズでの努力は、ベン・ホーガンの「モダン・ゴルフ」の影響からの脱却に向けられてきたのです。このため、左腕の動きを主体とするスイングの構成にこだわることになりました。ホーガンはもともと左利きで、このため「モダン・ゴルフ」の議論も左腕の動きが中心で、これに比べれば右腕の動きの説明はほとんど無いと言えます。

そこで、腰椎の左回りの動きのダウンも始めは考えたのですが、結局これを止めて左腕の動きを主体とする腰椎右回りの動きでのダウンとなったのです。ところが、右腕を高く上げてその場でダウンの動きを振る動作は、左腕の動きが現れる前に右腕を振る動きなのです。すなわち、この動きで即座に成功を経験した人たちは、ダウンを右腕の振りでリードする方法を体得したのです。

此の動きを強力に実現するには、右脚の上で腰椎が左回りに回る動きに入る必要があります。これで胸椎部分が右回りに回りながら左に張り出す動きが現れ、ダウンの腕の振りが実現するのです。これは、右から左に打っていくという意識によく対応する動きで、極めて自然な感覚で左への直線的な振り抜きが強力に実現します。

この動きの実現を支えたのが、「マジック・グリップ」で固めた両腕の体制です。ホーガン流の伝統的なグリップではこの動きは実現不可能だったのです。

どうでしょう。この程度の弁明で納得して戴けたでしょうか。此の弁明が納得できなくても、実際にクラブを振ってみれば、弁明の内容はたちどころに理解して戴けると思います。これでいろいろ不自由な動きの説明を考える必要が無くなりました。