インパクトの左腕の構え | ゴルフ直線打法

インパクトの左腕の構え

2008年のマスターズの勝者、トレバー・インメルマンのインパクトの体勢の画像がインターネット上で見られます。これで見ると、インパクトで右足が浮き上がらず、しっかり地面を押しています。
(http://www.oneplanegolfswing.com/oneplanemembers/advancedgolftechnique/Impact_vs_Address.jsp)

ところが、インパクトの左グリップの形を見ると、左手の平が内側に引き込まれてグリップの背中が外側に膨らむ形になっています。これは左グリップがアドレスの体勢を保つ「核心打法」のインパクトの動きとは異なります。

インメルマンはマスターズの勝者ですから、これでは「核心打法」の左腕の動きに疑問が浮かびます。どちらの左腕の動きが有利なのでしょうか。

そこで、この疑問に対する答えを与える、一つの確認法を提案します。

左手の後ろ三本の指を内側に巻き込み、特に中指の握りを固めてグリップの形に握ります。このグリップを体の正面に押し下げます。「マジック・グリップ」でのアドレスの構えはこの体勢になります。ここでこのグリップの小指側に右手の先を当て、下から上に引き上げてみます。左腕がしっかり伸びていれば、この右手の動きに左腕が逆らい、グリップは殆ど上に上がりません。

そこで左の中指の背中を内側に引き込んでみます。これで左グリップの背中が外側に膨らむ形になります。この状態のグリップを右手の先で下から押し上げると、左腕が簡単に浮き上がります。右手の先で前に押し出す動きでも、左腕は簡単に前に押し出されます。「マジック・グリップ」を固めて伸ばした左腕の場合は、この前に押す動きにも強く逆らいます。

このように見ると、左中指の強い握りでグリップの背中が反る「核心打法」の左腕でインパクトを実行する方が、背中が外側に膨らむ左グリップでインパクトするより、左腕の動きの安定性が高いと考えられます。2008年のマスターズでインメルマンと共に活躍した、ブラント・スネデカーのインパクトの体勢はこの強い左腕の体勢を示しています。

どちらの左腕の構えがインパクトで有利かを、実験的に確認してみて下さい。ただし、ボールを左足寄りに置くと、左グリップの背中が膨らむ動きに入ります。「マジック・グリップ」の場合は、「ボールの位置に気をつけよう」(08-04-20)で確認したように、体の正面に近い位置にボールを置いて試して下さい。