石川プロの戦績に学ぶ | ゴルフ直線打法

石川プロの戦績に学ぶ

前回は石川遼プロのプロ第一戦の観戦記を書きました。この時のパター、アイアン、ドライバーの三種類の印象の底流には、一つの共通な見方があります。それは、インパクトの直線的なヘッドの動きの確保です。

テレビの解説者が番組の終わりの方で、当日のドライバーの平均飛距離では石川プロがトップであったことを紹介していました。この結果から、スコアの確保には飛距離以上に方向性の確保が大きく影響することが推測できます。

三種類のクラブについての前回の印象でも、インパクトの直線的なヘッドの動きが確保されるクラブほど、安心感が大きかったことが分かります。両肩の動きに注目したのも、この点に関係するからです。

それでは、この方向性の確保には何をすればよいのでしょうか。それには、「深いトップ」で固い両腕と体の繋がりを確立し、両足の「螺旋」の動きでダウンに入れば、右足の地球を掴む動きが強まり、地球の反作用の有効利用でヘッドが右脇前に引き下ろされます。

腕とグリップを固めて「深いトップ」に入れ、そこから両脚の踏ん張りを強めて引き下ろして見て下さい。ヘッドが一気に右脇前に引き下ろされます。この時、右脚の踏ん張りが弱いと、ヘッドは直接ボールに向けて振られてしまいます。右脚の踏ん張りが大切です。

ヘッドが右脇前に引き下ろされると、地面に突っ込んでしまいそうな気がします。ところが実際には、この動きがインパクト圏でのヘッドの強力な直線的走りを生むのです。これについては、既に「団扇(うちわ)一本で動きを見る」(08-02-29)で体感的にも確認してあります。

最近の「最大のポイント:クラブを引き下ろす動き」(08-04-19)や、「右肩と左肩の動きに注意」(08-04-21)などの話で取り上げた問題は、この右脚の踏ん張りでダウンを実行することで基本的にはすべて解決します。

ゴルフ世界殿堂入りを果たした青木功プロの「ベタ脚打法」は有名です。この事実は、如何に右脚の踏ん張りが打球の方向性の確保に有効なものであるかを示しています。もちろん左脚の踏ん張りも必要です。

気になった石川プロのドライバー・ショットでは、ダウンで右膝が内側に引き込まれ、右足踵が右を向く形でインパクトに入り、肩と腰が左に回っています。世界的なゴルファー青木プロの「ベタ脚打法」を参考に、ダウンの右脚の踏ん張りを強めれば、その他の技に優れる石川プロが世界に羽ばたく日も近いのではないでしょうか。