右肩と左肩の動きに注意 | ゴルフ直線打法

右肩と左肩の動きに注意

前々回に、「核心打法」で最大のポイントは、クラブを引き下ろす動きであると指摘しました(「最大のポイント:クラブを引き下ろす動き」(08-04-19))。そこでは脚腰背骨の不要な動きを排除し、「深いトップ」から固めたグリップを一気に右脇前に向けて押し切ってみれば、この動の要点が体感的に納得できるとしています。

この動きを外から見て確認するには、ダウンで右肩が高く引き止められ、止まり左肩が前に引き出されることに注目します。この両肩の動きでグリップが体の右側で一気に引き下ろされ、そこからインパクトに入ります。

これに対して、右脚腰の踏ん張りが弱いと、右肩が引き下げられて左肩が引き上げられる形になり、十分グリップが引き下げられないまま、インパクトに向かう動きに入ってしまいます。ヘッドをボールに向けて振ろうという意識でダウンに入ると、この形の動きになってしまいます。

体の右側でのグリップの引き下ろしが十分に実行されると、グリップはアドレスの位置の高さの近くまで引き下げられます。これに対して右肩が下がるダウンの動きでは、グリップがアドレスの位置の高さにまで下がらず、高い所を通過してクラブを振ります。

マスターズで活躍した新星、トレバー・イメルマンとブラント・スネデカーの二人のスイングを見ると、左腕の動きに違いはあるものの、ダウンで右肩が下がらないという点は共通です(「マスターズの新星達」(08-04-15))。

今年からプロとしての活躍を始めた石川遼選手の、プロ第一戦での活躍ぶりをテレビで見ました。逞しい体が出来上がり、前途洋々の感じです。しかしダウンで右肩が下がり左肩が後ろに引き上げられる動きがはっきり見られます。「目が人を騙す」危険はありますが、この辺りはマスターズの新星二人のスイングとの違いを感じさせます。

ついでの事に、下手なゴルファーが観戦記を書くのは不遜の極みと叱られそうですが、初日に石川選手の動きを観察した時の印象を書きます。最初に目を惹かれたのは、不要な体の動きの全くないパッティングのリハーサル風景です。思わず近くにいた仲間に、これではパッティングは好調疑いなしと予言しました。これは当たりでした。予想は観戦の楽しみを増します。

次ぎに目についたのは、両腕を伸ばし切る体勢でインパクトを実行し、スッと縦に上がるフィニッシュの動きに繋がるアイアン・ショットの動きです。これで、グリーンに運ぶ短いショットでの成功を予感しました。ところが、ドライバーでは腰と上体の左回転でインパクトを振り抜き、クラブを水平の位置に担ぐフィニッシュです。方向性の確保が難しいのではと感じました。

最終日迄の結果を見ると、これらの推測がほぼ当たっていたように見えます。