考えるのと反対の動きが必要な理由 | ゴルフ直線打法

考えるのと反対の動きが必要な理由

「核心打法」のダウンスイングでは体を右回りに捻ると言われると、変だと感じる人は多いと思います。しかし、ベン・ホーガンもBEN HOGAN’S POWER GOLF(1948 Pocket Books)で、自然な本能を反転させて、自分がこうしようと思うことの正反対のことを実行すれば、殆ど完全なスイングが手に入るだろう、という意味のことを言っています。

何故こんなことが起きるのでしょう。その根本の原因は、体の動きを地球に伝え、その反作用が体を通して腕とクラブを振る、というスイングの仕組みにあります。立ってクラブを振る動きの効果的な実現には、頭を安定に保って動きを支える背骨の動きが使われます。このため、体は全体としてバランスを保つように動きます。

このことを考えると、腕とクラブを左に振るには、体を左に先行させるのではなく、逆に上体が右に回るように押し返す必要があるわけです。同様にして腕とクラブを前に振り出すには、上体を後ろに押し返す動きが必要になります。これで「核心打法」のダウンとインパクトの体の動きが納得できます。

逆にダウンで体を左に先行させれば、その分だけ腕とクラブが右に引かれます。その結果、クラブが右の遠くを回り、最後に尻が右に回る動きでインパクトに入ることになります。

自分の「自然な」気持ちで体を動かしても、地球という動きの拠り所との関係を考えなくては独りよがりになるわけです。理性的なゴルファーを目指しましょう。