スライスの出ない打ち方の仕組み | ゴルフ直線打法

スライスの出ない打ち方の仕組み

肩が一定の平面上で回転するように体を動かすと、部分的な「スイング面」が生まれます。腕とグリップを固めてグリップを右に引き、そこで脚腰を固め、グリップを左に引いてみると、この動きが分かります。これがインパクトの「スイング面」を描き出す動きです(「スイング面の構造の明確化」(08-03-31))。

この動きでは、肩を胸に繋ぐ左右の鎖骨と肩が一体化し、胸の向きを固定して両肩が一つの平面を描くように動きます。「核心打法」では、この胸の向きの変換を、体を右回りに捻る動きで実現します。ダウンからインパクトに入る時にもこの方向転換の動きで入り、インパクトでは胸の正面を前向きに固定して「スイング面」の動きを引き出します。

このインパクトの動きでは、肩と腕の「魔法の動き」で両腕の前面上端部分を背中の下部に繋ぐ広背筋が引き伸ばされ、強力に腕を左に引きます。ここで体が左回りに回ると、「反魔法の動き」に入り、肩と対応する腰の間の距離が縮まって腕を左に引く力が弱くなります。インパクト圏で肩の回転面を前向きに固定することで、肩と腕の「魔法の動き」が確保されます。

この時の体の動きは、クラブのヘッドを右脇前の机の脚の右側面に当て、体を右回りに捻る動きを作ってみれば分かります。腕とグリップが固まり、ヘッドを机の脚に押しつけるように腕が引かれる筈です。この動きでボールを打てば真っ直ぐ飛びます。ダウンに上下の動きを使う「核心打法」では、この動きに入る前に、両肘を伸ばす動きがグリップを右脇前に押し出します。

ヘッドをボールに向けて振る意識で胸の正面を左に回すと、フェースが開く(外側を向く)動きが現れながら、グリップが手前に引き込まれる動きに入ります。この動きが、やや左方向に飛びだしたボールが次第に右に曲がるスライスを生みます。

バックで右に回した肩を、左回りの動きで引き戻して打とうとすると、この動きが現れます。これに対して、胸の正面を前向きに固定してヘッドを左に引けば、グリップがスクエアを保って直線的に引かれます。

肩を背骨の軸回りに左に回す意識があるとこの動きはできません。胸の正面を前向きに固定する意識でインパクトを振り抜いてみて下さい。これでボールが真っ直ぐ飛ぶことが分かると、曲がるボールを打つ人の気が知れないと感じるでしょう。