足はスクリュー、膝は舵(かじ) | ゴルフ直線打法

足はスクリュー、膝は舵(かじ)

筋肉の働きは自分で試してみればすぐ分かりますが、言葉で表現すると面倒なものになります。その代わりに、スイングのヘッドの軌道やスイング面のようなイメージで話を進めることになります。しかし、体感に結びつかないイメージは、実際の動きを捉えるには役に立ちません。

そこで、スイングの動きを生み出す重要な部分、縁の下の力持ちである脚腰の働きを、体感的なイメージで捉えることを試みます。脚腰の動きの構造が明確な「核心打法」の場合を考えれば、イメ-ジは捉えやすくなります。

スイングの動きは地球の上で体のバランスを保ちながらクラブを振る動きです。この時の体の動きを作り出すシステムは、足の動きを入力にしてクラブを振る動きを作り出す形になります。

この様子をイメージで捉えると、足がスクリューの働きをし、その効果を膝の動きで舵取りして進む、船の動きになります。スクリューの回転で水を押し、船の動きを作り出すのは、船体のエンジンからスクリューに繋がる回転軸、すなわち脚の動きと考えれば、ますます具体的になります。

脚腰の動きで回される回転軸は一方向の回転をし続けます。足の「螺旋」(screw;すなわちスクリュー)の動きが生む、脛の左回りの動きがこれです。この動きの効果が膝の動きで変わります。すなわち舵取りの役を膝がしているわけです。この脚腰の働きをクラブを振る腕の動きに変換するのが、肩と腕の「魔法の動き」の仕組みです。

両方の脚を考えれば、二系統の仕組みで二つのスクリューを回すことになります。二系統の舵はそれぞれの働きの効果を上手く統合するように動きます。インパクトの両脚の踏ん張りがその例です。

こんなイメージが、実際にどれ程役に立つかはすぐには分かりませんが、スイング面のような得体(構造)の知れないイメージよりは、スイングの動きの構造の感覚的理解には遙かに有効だと思われます。モーター・ボートの模型を手にして、これが水の上を走る様子をイメージする子供の感覚に戻ってみるのも悪くはないでしょう。

イメージすることが、すなわち「デンケン」(考える)ということになるわけです(前回参照)。

ホーガン型の回転打法でも、同じ様なイメージが考えられます。これについては次回に検討します。