ジェイコブスのスイング論
ワシントンD.C.で働くアメリカの友人が送ってくれたThe SECRET of GOLF(George Peper, Workman Publishing, 2005)という本が手許にあります。この本では過去百年間の様々なゴルフ習得法が紹介されています。久しぶりに開くと、著名なゴルファー、ジョン・ジェイコブス(John Jacobs)のPractical Golf(Quadrangle New York 1972)という本の解説が目に入りました。
このジェイコブスは、例の「一平面型」「二平面型」の議論を展開したジム・ハ-ディーが学んだ教師でもあります。この紹介記事では、「秘密」としてフェースの角度、スイング軌道、ボールに近づく時の角度、ヘッド・スピードなどインパクトの幾何学を理解せよ、という言葉が掲げられています。、これでボールの飛び方を読み、ミスを分析し、欠点を修正できると言うのです。
更に、この幾何学はメンタルなもので、ひげを剃りながらでも、通勤途上でも、自分がボールを打つ時に、ボールがどう飛ぶかを考えればよいのだ、としています。これはまさしくイメージの重要性の指摘です。クラブを振るだけでなく、動きのイメージを固める必要があることを指摘しているわけです。
この指摘と共に、ヘッドの様々な軌道の図があり、ストレート・ショットでフェースが正しく目標方向に一致する様子も描かれています。しかし、このインパクトの動きを実現する、ヘッドの直線的な動きを生む仕組みの説明は見当たらず、まず各人のスイングの軌道の型を実験的に確認せよとしています。その上で対応を考えよということでしょう。
最終的には、ヘッドの軌道を、インサイドから真っ直ぐ、次いでインサイド、という形にすることが勧められています。直線的な走りの区間は何インチというような、ごく短いもの(a matter of a few inches)であり、いくつかの本が示唆するように、何フィートも目標線に沿って振る必要はないとしています。肩と腕の二つの動きが生み出す軌道が交叉する一点でボールを打つという、ハーディーの「二平面型」の動きは、この見方を具体化するものですが、タイミングが問題になります。
インサイドからインサイドへの軌道上の一点でインパクトの方向性を確保するには、安定したスイングの構造が固まっている必要があります。その意味では、上手なゴルファーには有効な指摘ではあっても、スイングを固めることに苦労している普通のゴルファーには難しい話になります。これが一時代前のスイング理論の特徴です。
これからおよそ四半世紀後に、著名なゴルフ教師ジム・マクリーンが、ドライバーのインパクトを成功させるために、フラット・スポット(平坦箇所)の議論を展開しています(GOLF MAGAZINE April 1998)。その内容は機会を見て検討しましょう。
真っ直ぐヘッドを押す「核心打法」は、これより更にパワフルなスイングを実現します。次回にはその特徴的な動きの構造を確認します。
このジェイコブスは、例の「一平面型」「二平面型」の議論を展開したジム・ハ-ディーが学んだ教師でもあります。この紹介記事では、「秘密」としてフェースの角度、スイング軌道、ボールに近づく時の角度、ヘッド・スピードなどインパクトの幾何学を理解せよ、という言葉が掲げられています。、これでボールの飛び方を読み、ミスを分析し、欠点を修正できると言うのです。
更に、この幾何学はメンタルなもので、ひげを剃りながらでも、通勤途上でも、自分がボールを打つ時に、ボールがどう飛ぶかを考えればよいのだ、としています。これはまさしくイメージの重要性の指摘です。クラブを振るだけでなく、動きのイメージを固める必要があることを指摘しているわけです。
この指摘と共に、ヘッドの様々な軌道の図があり、ストレート・ショットでフェースが正しく目標方向に一致する様子も描かれています。しかし、このインパクトの動きを実現する、ヘッドの直線的な動きを生む仕組みの説明は見当たらず、まず各人のスイングの軌道の型を実験的に確認せよとしています。その上で対応を考えよということでしょう。
最終的には、ヘッドの軌道を、インサイドから真っ直ぐ、次いでインサイド、という形にすることが勧められています。直線的な走りの区間は何インチというような、ごく短いもの(a matter of a few inches)であり、いくつかの本が示唆するように、何フィートも目標線に沿って振る必要はないとしています。肩と腕の二つの動きが生み出す軌道が交叉する一点でボールを打つという、ハーディーの「二平面型」の動きは、この見方を具体化するものですが、タイミングが問題になります。
インサイドからインサイドへの軌道上の一点でインパクトの方向性を確保するには、安定したスイングの構造が固まっている必要があります。その意味では、上手なゴルファーには有効な指摘ではあっても、スイングを固めることに苦労している普通のゴルファーには難しい話になります。これが一時代前のスイング理論の特徴です。
これからおよそ四半世紀後に、著名なゴルフ教師ジム・マクリーンが、ドライバーのインパクトを成功させるために、フラット・スポット(平坦箇所)の議論を展開しています(GOLF MAGAZINE April 1998)。その内容は機会を見て検討しましょう。
真っ直ぐヘッドを押す「核心打法」は、これより更にパワフルなスイングを実現します。次回にはその特徴的な動きの構造を確認します。