無駄な苦労(?)の日々を振り返る | ゴルフ直線打法

無駄な苦労(?)の日々を振り返る

ホーガン打法の部分的修正とも言える、もう一つの打法(AB型打法)について再び書きます。この打法については既に「ネルソンの直線打法」(07-06-25)に書いてありますが、一貫してヘッドを左右に直線的に引く動きを主体に、背骨の回転の動き(以前は肩の回転の動きと捉えたもの)を加えてスイングを作るものです。

この打法では、「新回転打法」の腰の横回転の代わりに、腰の縦回転の動きで目標線と平行に肩を右に振り左に振ります。この動きに、バックの極限で背骨を右に回し、インパクトでこれが自然に巻き戻される動きが加わることで実現するのが「AB型打法」です。

この打法では、バックで「反魔法型」の腕の動きに入り、これに背骨の右回転の動きが加わって低くて深いトップに入ります。ここからのダウンで腰を直線的に左へ引き戻すと、インパクト直前に右肘が右体側に引き込まれ、そこから前に引き出されて右前腕が回内の動きでインパクトに入ります。

一方、左腕は左肘が左の体側に向けて引き込まれながら左前腕が回外する動きで、インパクト圏を引き抜かれます。この左右前腕の動きと、腰の動きで横に直線的に振られる肩の動きとの合成で、ヘッドは右脇内側から左脇内側までの間を直線的に引かれます。腰の横(水平)回転は厳禁です。これで打球の方向性が確保されます。

ティー・グラウンドで、両足内側を地面に食い込ませるようにしてアドレスの構えを作り、この打法で振ると、ダウンの腰の左への横回転が確実に押さえられて打球の方向性が確保されます。これでごく自然に90切り目前まで行ったのです。

ところが前にも書いた通り、左上がりの斜面で90切りを確信してグリーンに向かって構えバックした瞬間、体重が右足外側に掛かり、その結果は見事なシャンク。更に続く一打がまた左上がりの斜面でシャンク。これで全てが終わりでした。

ここからスイングの全面的見直しに入ったのですが、その先は長く暗い道のりでした。今になって考えると、剣道風の振り下ろしで何とか腕を伸ばしてボールが打てるようになった時、そのままのスイングを継続していれば全く違ったゴルフを経験していたのではなどと考えたりします。たまたま目に入った「モダン・ゴルフ」の影響でこの道から逸れてしまったのです。

しかし、お陰で「革命的イメージ」を体験し、肩と腕の「魔法の動き」を見出し、「核心打法」に辿り着きました。その過程では、体の動きという複雑なものに対処する思考方法を学ぶという幸せも経験しました。人間万事塞翁が馬の例えの通りです。

過去を振り返ると、前進を忘れます。まだ、「核心打法」と腰を回して振る「回転打法」の違いを生み出す、決定的な腕の動きを説明する仕事が残っているのです。