「核心打法」と「新回転打法」の違い | ゴルフ直線打法

「核心打法」と「新回転打法」の違い

前回の話(「左右の腕の動きを確認する」(08-01-05))から、「マジック・グリップ」による「核心打法」では、グリップが一貫してヘッドを進行方向に押し続けてインパクトを振り抜きます。いわばアドレスの現在時点から、ボールの飛ぶ将来方向に向け、ヘッドを加速し続けて打ち抜くわけです。

これに対して腰の左右の回転を利用する「新回転打法」では、バックのスタートの現在地点から、ボールの飛ぶ将来方向の反対方向、いわば過去の方向にむけて振り、そこから現在時点に向けて引き戻し、インパクトの一瞬、ボールの飛ぶ将来方向に向けての動きに入ります。この際、過去方向からの引き戻しを続けると、ボールが狙う方向より外側や内側に飛ぶ危険があります。

これに対処する方法は、このヘッドの前進の動きを引き止めて、目的とする打球方向への動きに変える以外に方法はありません。この動きを実現するのが、左前腕回外(スピネーション)の動きです。実際にクラブを左手に握ってヘッドを下げ、前腕を外側に回すと、左手首が小指側に引き込まれるアンコックの動きが現れ、ヘッドが右(過去方向)に引かれます。

この動きで打つのが、腰の回転の「遠心力」(?)でインパクトすると考える人達の宿命です。この左前腕のスピネーションの役割は、体の動きが生み出す不要な加速を打ち消すだけで、インパクトで積極的にヘッドを目的方向に「加速」しているわけではありません。

これに対して、ヘッドを押し続ける「核心打法」では、アドレスからのスタート以後、一貫してヘッドを将来方向、すなわち目的方向に向けて加速し続けるのです。そのクライマックスはインパクト圏の加速で、ここでは背中と腕を繋ぐ広背筋が、「上体を右に回す動き」で引き伸ばされながら左右の上腕を左方向に引きます。これは強力な動きです。

回転打法ではヘッドの動きを引き止めて打ち、「核心打法」では、両腕がヘッドを強力に押して打ちます。体力に余裕のない人はどちらの打法を利用すべきか、これでほぼ完全に決まると思いますがどうでしょう。もちろん体力があれば鬼に金棒です。