腰を押して歩くか回して歩くか
われわれは、歩く動作は殆ど無意識に実行しています。そこで質問があります。歩く時に動きをどうして作りますか?
これは意外に難しい質問です。どうして歩いているかは考えたこともなく、説明のしようもない気分になります。そこで実際にどのようにして動きを作れば歩けるかを試してみました。
始めに、例の左尻の緊張で左膝を後ろ外側向きに引く動きを作ってみます。この左の脚腰の踏ん張りでは足が地面を後ろに押し左尻が左前に引き出されます。この動きで右尻が右後ろに引かれます。次ぎにこの右尻の緊張で右尻を前に押し出します。この動きを左、右、左、右、と交互に繰り返すと、それぞれの足の踵がしっかり地面を押して腰を前に押し出すことが分かります。
左腕で重い荷物を提げて歩くと、この左脚の踏ん張りが現れます。当然、右腕で重い荷物を提げれば同じ形の右脚の踏ん張りが現れます。この歩き方では、背骨がしっかり緊張して胸の正面を前向きに保って前に進みます。左右の脚がしっかり地面を押して体が前に進む、ホテルのロビーで見た西洋人の歩き方の感じです(「歩行動作と脚の使い方:強力なダウンの前提」(07-06-10))。
次ぎに、左脚の踏ん張りで左膝を前に押し出し、次いで右脚の踏ん張りで右膝を前に押し出す要領で交互の脚を踏ん張って歩いてみます。この歩き方では踏ん張る脚の足先が地面を後ろに押し、反対側の脚が足先で体重を受けます。その結果、体重を支える足先で地面を後ろに押して歩く感じの動きになります。
この動きでは、踏ん張って膝を引き出す左脚の動きで腰が右前に向けて引き出され、体の前面に添って左腕が右に振られ、続く右脚の踏ん張りで今度は腰が左に向けて引き出され、右腕が左に振られます。前屈みの姿勢でひょこひょこ歩くおばあさんの腕の動きに似ています。
ホテルのロビーで見た、足先でぺたぺたと地面を押して歩く日本人の歩き方は、構造的にはこれと同じ動きに見えます。
踵で踏ん張るのは「核心打法」の動き、足先で地面を後ろに押して歩く動きは、腰を右に左にと回して振る「新回転打法」の動きに対応します。交互の踵の踏ん張り振りで前に振り出される腕は、拳を固めて前に押す形の動きになり、右に左にと体重移動をして歩く動きで振り出される腕は、体の前を横切るように振られます。
これらの腕の動きは、それぞれの打法で、スタートの瞬間の左腕の動きに現れます。こうして歩行動作を注意深く観察することで、分かり難かった尻の緊張で腕を振る時の脚腰の動きの内容がはっきり理解できるようになります。動きの仕組みは、易しい具体的な動きを通じて理解するのが有利であることが分かります。
これは意外に難しい質問です。どうして歩いているかは考えたこともなく、説明のしようもない気分になります。そこで実際にどのようにして動きを作れば歩けるかを試してみました。
始めに、例の左尻の緊張で左膝を後ろ外側向きに引く動きを作ってみます。この左の脚腰の踏ん張りでは足が地面を後ろに押し左尻が左前に引き出されます。この動きで右尻が右後ろに引かれます。次ぎにこの右尻の緊張で右尻を前に押し出します。この動きを左、右、左、右、と交互に繰り返すと、それぞれの足の踵がしっかり地面を押して腰を前に押し出すことが分かります。
左腕で重い荷物を提げて歩くと、この左脚の踏ん張りが現れます。当然、右腕で重い荷物を提げれば同じ形の右脚の踏ん張りが現れます。この歩き方では、背骨がしっかり緊張して胸の正面を前向きに保って前に進みます。左右の脚がしっかり地面を押して体が前に進む、ホテルのロビーで見た西洋人の歩き方の感じです(「歩行動作と脚の使い方:強力なダウンの前提」(07-06-10))。
次ぎに、左脚の踏ん張りで左膝を前に押し出し、次いで右脚の踏ん張りで右膝を前に押し出す要領で交互の脚を踏ん張って歩いてみます。この歩き方では踏ん張る脚の足先が地面を後ろに押し、反対側の脚が足先で体重を受けます。その結果、体重を支える足先で地面を後ろに押して歩く感じの動きになります。
この動きでは、踏ん張って膝を引き出す左脚の動きで腰が右前に向けて引き出され、体の前面に添って左腕が右に振られ、続く右脚の踏ん張りで今度は腰が左に向けて引き出され、右腕が左に振られます。前屈みの姿勢でひょこひょこ歩くおばあさんの腕の動きに似ています。
ホテルのロビーで見た、足先でぺたぺたと地面を押して歩く日本人の歩き方は、構造的にはこれと同じ動きに見えます。
踵で踏ん張るのは「核心打法」の動き、足先で地面を後ろに押して歩く動きは、腰を右に左にと回して振る「新回転打法」の動きに対応します。交互の踵の踏ん張り振りで前に振り出される腕は、拳を固めて前に押す形の動きになり、右に左にと体重移動をして歩く動きで振り出される腕は、体の前を横切るように振られます。
これらの腕の動きは、それぞれの打法で、スタートの瞬間の左腕の動きに現れます。こうして歩行動作を注意深く観察することで、分かり難かった尻の緊張で腕を振る時の脚腰の動きの内容がはっきり理解できるようになります。動きの仕組みは、易しい具体的な動きを通じて理解するのが有利であることが分かります。