タメは駄目!
少し前まではタメという言葉はゴルフの話にさかんに登場しました。今でもタメを作る意識でダウンに入ると言う人がいるかも知れません。これは、腰を左に回す動きでダウンする時、ダウンと同時に腕が振られてしまうのを引き止める、「上体を右に回す」形の動が生む動作です。
嘗て、悪い打法を打ち破ることを目指して登場した、ジョー・ダンテとレン・エリオットの著書「マジック・ゴルフ」(水谷準訳 ベースボール・マガジン社 1967年)には、彼らの提唱する「4つのマジック・ムーブ」の効果を示す写真として、インパクト直前にクラブを水平の位置に保つ姿が示されています。これがゴルファーの追い求める正しい打撃姿勢であるというのです。
この動きで体の回転のエネルギーが蓄えられ、それがインパクトの腕の振りで解放されるというのが例のリリースの動きの説明です。これは如何にも合理的で、このためにクラブが水平の位置に来るまで引き下ろし、そこからインパクトに向けて、前腕を左に回してクラブを振ります。ホーガンのスイングもこの形になっています。
しかし、これは左手の平を下に向けてクラブを押さえる伝統的なグリップが生み出す迷信です。左手の平で横からクラブを握り、腕を伸ばして締める「マジック・グリップ」では、この動きはできません。この迷信が、一貫して腕を伸ばすように振るという「核心打法」の動きを受け入れ難くしています。実は、タメを作るという動きが非合理的であることは簡単に説明できます。
ダウンで腕とクラブの動きを引き止めるのは、打球に向けての腕とクラブの動きにこれと反対方向の動きを加えることになります。これでは折角体が打球に向けて生み出すエネルギーを無駄に消費することになります。最終の打球動作の準備のための反動動作と捉える見方もあるかも知れませんが、実際にはこれは無駄な動きなのです。
これまでのこのブログの議論から、「核心打法」の体の動きは一貫して同じ方向に腕とクラブを加速し続けていることが明らかです。体の大きな筋群が生み出す力をすべて腕とクラブの加速に使っているわけですから、無駄なエネルギーの消費はないのです。「上体を右に回す」動きが、バックはもちろん、ダウンの加速にも使われているのです。
何がこのような迷信を生み出しているのか。これに注意して観察すると、脚腰背骨の動きの使い方の違いに原因があることが分かります。タメが必要になるのは、インパクトを腰の左への回転の動きで振る場合です。「核心打法」のダウンでは、尻を右方向に引き戻す動きで、背骨を右上方向に向けて引くように脚腰が踏ん張る、「上体を右に回す」動きで腕を振ります。
この場合の「上体を右に回す」動きでは、広背筋が引き伸ばされて腕が強力に振られると同時に、一瞬腰の回転が止まってインパクトの腕とクラブの直線的な動きの方向性が確保されます。すべてが合理的に実現するのです。次回は「核心打法」実現の最終的な鍵となった「マジック・グリップ」から、スイング全体の動きを引き出す話をします。
嘗て、悪い打法を打ち破ることを目指して登場した、ジョー・ダンテとレン・エリオットの著書「マジック・ゴルフ」(水谷準訳 ベースボール・マガジン社 1967年)には、彼らの提唱する「4つのマジック・ムーブ」の効果を示す写真として、インパクト直前にクラブを水平の位置に保つ姿が示されています。これがゴルファーの追い求める正しい打撃姿勢であるというのです。
この動きで体の回転のエネルギーが蓄えられ、それがインパクトの腕の振りで解放されるというのが例のリリースの動きの説明です。これは如何にも合理的で、このためにクラブが水平の位置に来るまで引き下ろし、そこからインパクトに向けて、前腕を左に回してクラブを振ります。ホーガンのスイングもこの形になっています。
しかし、これは左手の平を下に向けてクラブを押さえる伝統的なグリップが生み出す迷信です。左手の平で横からクラブを握り、腕を伸ばして締める「マジック・グリップ」では、この動きはできません。この迷信が、一貫して腕を伸ばすように振るという「核心打法」の動きを受け入れ難くしています。実は、タメを作るという動きが非合理的であることは簡単に説明できます。
ダウンで腕とクラブの動きを引き止めるのは、打球に向けての腕とクラブの動きにこれと反対方向の動きを加えることになります。これでは折角体が打球に向けて生み出すエネルギーを無駄に消費することになります。最終の打球動作の準備のための反動動作と捉える見方もあるかも知れませんが、実際にはこれは無駄な動きなのです。
これまでのこのブログの議論から、「核心打法」の体の動きは一貫して同じ方向に腕とクラブを加速し続けていることが明らかです。体の大きな筋群が生み出す力をすべて腕とクラブの加速に使っているわけですから、無駄なエネルギーの消費はないのです。「上体を右に回す」動きが、バックはもちろん、ダウンの加速にも使われているのです。
何がこのような迷信を生み出しているのか。これに注意して観察すると、脚腰背骨の動きの使い方の違いに原因があることが分かります。タメが必要になるのは、インパクトを腰の左への回転の動きで振る場合です。「核心打法」のダウンでは、尻を右方向に引き戻す動きで、背骨を右上方向に向けて引くように脚腰が踏ん張る、「上体を右に回す」動きで腕を振ります。
この場合の「上体を右に回す」動きでは、広背筋が引き伸ばされて腕が強力に振られると同時に、一瞬腰の回転が止まってインパクトの腕とクラブの直線的な動きの方向性が確保されます。すべてが合理的に実現するのです。次回は「核心打法」実現の最終的な鍵となった「マジック・グリップ」から、スイング全体の動きを引き出す話をします。