インパクトの動きの理解を回る混乱
久しぶりに音楽会に出かけました。スメタナの「モルドウ」、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第一番」、ドボルジャークの「新世界」という絢爛華麗な曲目で、弱っていた体力が幾分か恢復した感じです。この演奏会場で指揮者の動きに目を奪われました。実に見事な動きで、一見して広背筋の躍動を感じさせる肩の動きがありました。
微に入り細を穿つ(うがつ)感じの指揮棒の動きが、体全体の動きに繋がって生み出されます。しこもこれが、大きな背中の動きを通じて生み出されているのです。「核心打法」の完成を目指すゴルファーにとっては、音楽の中身以上のものをここで学んだ感じです。
今回はインパクトの動きを回る理解の混乱について書く予定でした。話の始めは、「完成版「核心打法」」(07-11-18)の、「“叩こう”が致命的となる」というケン・ベンチュリーの言葉でした。これは、「強く叩こうとしたら、例外なく、右手のリリース(アンコック)を早くし、パワーとコントロールをなくしてしまう」と言うものです。
これに続く「スイングを自然な勢いに任せて、インパクトでタイミング良く両手とクラブヘッドをリリースすれば、もっとよいショットになるだろう」いう言葉が、コックを固め続けて振るという「核心打法」の動きと矛盾するのが問題だったのです。
実はこの「リリース」という動きは、「リリースとは?」(07-06-30)や、それ以前の話で見て来たように、「反魔法型」の動きで腰の回転を使ってインパクトに入ると表れる現象です。右腕の外側回し、左腕の内側回しで固めている体とクラブの繋がりに、インパクトで右前腕回内、左前腕回外の動きを加えると、腕と背骨の繋がりが消えてグリップが振り出されます。
この左腕の動きでは、インパクトでヘッドを強く引けないことは、前回(07-11-20)に確認ずみです。ところが更に悪い解釈として、この動作で発生する「遠心力」が、クラブ・ヘッドを素早く振るという説明が所々に見掛けられます。確かにこの動きでアンコックが発生し、グリップ・エンドを引き込みます。しかしこれは半径の短い円周状の弱々しい動きになります。
更に危険な解釈は、ダウンの開始で腰の回転と同時にこの切り離しの動きに入る場合、腕が体から離れてクラブが自然に落下する形になります。腰の左への回転で落下地点を合わせれば、確かにボールは打てます。しかし、当然弱いボールの飛びになる筈です。
この動きではタイミングの問題が生まれ、熟練が要求されます。ベア・グラウンド(裸の地面)に置いたボールを打って、この打法と「核心打法」のインパクトの動きを比較してみて下さい。ごく小さな動きで試しても違いは分かる筈です。
どうも様々な迷信のように見えるものを、「反魔法型」の動きが生み出しているように見えます。それでは“叩く”という動きの問題は何か。これを次回に明らかにします。
微に入り細を穿つ(うがつ)感じの指揮棒の動きが、体全体の動きに繋がって生み出されます。しこもこれが、大きな背中の動きを通じて生み出されているのです。「核心打法」の完成を目指すゴルファーにとっては、音楽の中身以上のものをここで学んだ感じです。
今回はインパクトの動きを回る理解の混乱について書く予定でした。話の始めは、「完成版「核心打法」」(07-11-18)の、「“叩こう”が致命的となる」というケン・ベンチュリーの言葉でした。これは、「強く叩こうとしたら、例外なく、右手のリリース(アンコック)を早くし、パワーとコントロールをなくしてしまう」と言うものです。
これに続く「スイングを自然な勢いに任せて、インパクトでタイミング良く両手とクラブヘッドをリリースすれば、もっとよいショットになるだろう」いう言葉が、コックを固め続けて振るという「核心打法」の動きと矛盾するのが問題だったのです。
実はこの「リリース」という動きは、「リリースとは?」(07-06-30)や、それ以前の話で見て来たように、「反魔法型」の動きで腰の回転を使ってインパクトに入ると表れる現象です。右腕の外側回し、左腕の内側回しで固めている体とクラブの繋がりに、インパクトで右前腕回内、左前腕回外の動きを加えると、腕と背骨の繋がりが消えてグリップが振り出されます。
この左腕の動きでは、インパクトでヘッドを強く引けないことは、前回(07-11-20)に確認ずみです。ところが更に悪い解釈として、この動作で発生する「遠心力」が、クラブ・ヘッドを素早く振るという説明が所々に見掛けられます。確かにこの動きでアンコックが発生し、グリップ・エンドを引き込みます。しかしこれは半径の短い円周状の弱々しい動きになります。
更に危険な解釈は、ダウンの開始で腰の回転と同時にこの切り離しの動きに入る場合、腕が体から離れてクラブが自然に落下する形になります。腰の左への回転で落下地点を合わせれば、確かにボールは打てます。しかし、当然弱いボールの飛びになる筈です。
この動きではタイミングの問題が生まれ、熟練が要求されます。ベア・グラウンド(裸の地面)に置いたボールを打って、この打法と「核心打法」のインパクトの動きを比較してみて下さい。ごく小さな動きで試しても違いは分かる筈です。
どうも様々な迷信のように見えるものを、「反魔法型」の動きが生み出しているように見えます。それでは“叩く”という動きの問題は何か。これを次回に明らかにします。