肩と腕の「魔法の動き」でグリップを押し出し続ける | ゴルフ直線打法

肩と腕の「魔法の動き」でグリップを押し出し続ける

前回の「スイングの基本構造:腕は押し体が引く」(07-11-13)では、「右腕の動きのイメージで言えば、グリップが右外側から回って上に上がり、そこから前に押し出され、インパクト圏で左に引かれます」と書きました。しかし、この表現には危険な部分があります。「グリップが右外側から回って上に上がり」というのがそれです。

「肩と腕の「魔法の動き」では、常に両腕が固まり、グリップを押しているのです。これを実現するのが右腕を内側に回し、左腕を外側に回す、肩と腕の動きです」という、「魔法の動き」の説明にも拘わらず、「グリップが外側から回って上に上がり」と言われると、無意識の中に「グリップを外側から回して上に上げる」と受け取ってしまうのです。これでスイングが崩れます。

この危険を避けるには「グリップを右外側に押し出して上げ、そこから前に押し出して、インパクト・・・」と表現すべきでした。これで始めて肩と腕の「魔法の動き」でバックを実行し、更に動きを続けてダウンを実行することができます。

あらためて肩と腕の「魔法の動き」の構造を確認すると、右肩(肩甲骨)を右後ろ上方に引き右上腕を内旋(内側回し)する右肩の「魔法の動き」と、左肩を右前下方に引き左上腕を外旋(外側回し)する左肩の「魔法の動き」と、肘を伸ばして右前腕回内(内側回し)、左前腕回外(外側回し)をする、腕の「魔法の動き」で出来上がっています。

この動きで、グリップを外側に押す動きが現れます。漠然とグリップを右外側から回すと理解すると、腕が「反魔法の動き」に入ってしまいます。これでは正しいバックの動きは実現しません。正しいバックでは、グリップを外側に押しながら上げ、クラブのヘッドも外側に押し出される形の軌道で上がります。ヘッドを内側に引き込む意識があると、正しいバックの動きはできません。

「深いトップ」を経てダウンにはいる動きも、当然このグリップを外側に押す動きを続けて実行します。この意識でダウンを実行すると、「上体を右に回す」体勢に入って右肩が上がり、ダウンに入ります。このダウンで大切なことは、左の肩と腕の「魔法の動き」の完全実行です。これで、「大転換:体の右側で振り切ってインパクト」(07-11-04)の動きが実現します。

この左腕の押しの動きが不十分になると、左腕が引きの動きに入ってしまいます。とにかく、右外側からグリップを押して上げ、体の右外側に左グリップを押し切るように振ってみて下さい。これで肩と腕の「魔法の動き」が生み出す「核心打法」が実現します。

この打法では、肩と腕の「魔法の動き」で確実にクラブを支えられる左右のグリップが必要です。これについて次回に検討することにします。