「上体を右に回す」動きの実態:最終確認 | ゴルフ直線打法

「上体を右に回す」動きの実態:最終確認

このブログではこれ迄に繰り返し繰り返し「上体を右に回す」動きの構造と感覚について書いてきました。これはこの動きが強力なスイングの実現に不可欠なもであることと、同時にその動きが直感的ではないことのためです。

バックで上体が右に回るというのは、その動きの作り方は別として、直感的には納得しやすいものです。ところがクラブを左に振るダウンを、「上体を右に回す」動きで実行するというと、心理的な混乱が生まれます。これを避けるには、動きの作り方を理解して納得する以外に方法はありません。

しかし、これでは漱石の「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ」の言葉の通りに、動きが窮屈になってしまいます。そこで前回の「左脚でバック、右脚でヒット:詳論」(07-11-11)の結果を利用して、実用的で自然な形にこの動きを捉えることを試みます。

バックの動きについては、前回の説明で終わりとして、ここではダウンの動きとの関連を明確にして、納得しやすい形で捉えることにします。ダウンの動きは「深いトップ」への動きで始まります。この動きはバックの動きの継続として自然に「上体を右に回す」動きと捉えることができます。ここからのダウンの動きが問題です。

これも実は簡単です。肩と腰の間の間隔を引き伸ばすことで腕を引く動きを作ると考えれば、「深いトップ」への動きで後ろに引かれている右肩(肩甲骨)を更に後ろの左に引き、前に引き出されている左肩を更に右に引く動きを作れば、上がっている腕が強力に引き下ろされることが明らかになります。当然これは「上体を右に回す」動きになります。

この説明だけでは実用性の確信は生まれませんが、前回の説明で、この動きとこれを生む脚腰の動きとの繋がりが、時間的な経過を含めて実用上十分な形で捉えられています。そこで、この「左脚でバック、右脚でヒット」の脚腰の動きの実行に慣れれば、「上体を右に回す動き」の意識がなくても強力で効果的なダウンが実現することになります。

上手い動きに慣れれば、次第に違和感は消えます。これで「上体を右に回す」動きの意識も消えます。ボールを打つという目的意識以外に何も考えないで実現する動きが最上の動きです。

実は、スイングの腕の動きと体の動きとの繋がりについてかなり一般的な誤解があり、これが「核心打法」の動きの構造を見難くしているのです。これにつては次回に書きます。