「螺旋」のパワーで振る | ゴルフ直線打法

「螺旋」のパワーで振る

「螺旋」の動きの利用については「スイングの完成:手の「螺旋」でリード」(07-07-05)で議論してありますが、今回は更に徹底してスイングのパワーの確保を図ります。このため、「上体を右に回す」足腰背骨の動きをしっかり実行して「深いトップ」に入れ、同じ動きの継続する中でダウンの動きに入る仕組みを確認します。完全実用化への一歩前進です。

「上体を右に回す」背骨の動きは、腰椎部分の左への引きと右回りの動き、胸椎部分の右への引きと左回りの動きが実現します。実際にこの動きで重いクラブを振るには、足の「螺旋」の働きを確保するように、アドレスでグリップやスタンスを調整し、踵を通じて地面をしっかり押す構えを作ります。この脚の踏ん張りが一貫して保たれるようにクラブを振ります。

「上体を右に回す」背骨の各部の回転的な動きに対応して、バックからダウンまで、一貫して左腕には外側回り、右腕には内側回りの「魔法の動き」が現れ続けます。これを意識して思い切りバックの両脚の踏ん張りを続けると、その限界で両膝の体勢が変化し、クラブを引き上げる方向に動いていた肩と腕の仕組みが、「螺旋」の働きでクラブを引き下ろす方向の動きに入ります。

脛を左回りに回す左右の「螺旋」の踏ん張りで、左腕と右腕を限度一杯に振り切ることを意識して、バックの動きを作ってみて下さい。その限界で、それまでの背骨の動きを更に強めるように脚腰が踏ん張る形に、足の「螺旋」の動きが現れ、ダウンスイングに入ります。背骨の動きはそのままに、「螺旋」の踏ん張りがクラブを一気に引き下ろして振り抜く腕の動きを生むわけです。

両手をグリップの形に握り合わせて、この動きを確認してみて下さい。足腰背骨の踏ん張りで背骨が同じ方向に動きながら、腕の引き上げに続いて強力な引き下ろしと振り抜きの動きを生むのが体感的に確認できます。腰を左に回してクラブを引っ張るのではなく、背骨を右上方向に押し続ける感じの足腰の踏ん張りで、強力なダウンスイングの動きが現れます。

これで、バックのスタートから「深いトップ」への動きとこれに伴う方向転換の動き、更に背骨の動きを強めてのダウンの強力な振り抜きが、一貫した足腰の踏ん張りで実現することが分かります。結局、脚腰の動きでダウンの腕の動きを引き出すことになり、「腕の振りでダウンスイングを駆動する」(07-10-25)に続き、再度のパラダイムの転換が生まれます。

このスイングの動きでは、地球を押し下げる足の「螺旋」の動きが一貫して全ての動きを支えます。特に左足の「螺旋」で押し切ることで、強力なダウンスイングの振り抜きが現れます。腰の左右の動きを使うスイングに比べ、当然パワーの点で有利です。飛ばすスイングの実現です。もちろん方向性も確保できます。

この動きは、「脚腰でバック、脚腰で方向転換、脚腰でダウン」という形になります。しかし完全な実用化には、より簡単な「腕でバック、腕で方向転換、腕で振り抜く」というイメージでの動きの作り方が求められます。次回はこの方向への第一歩を試みます。