飛ばすスイングの動き
さて、「上体を右に回す」という馴染みのない動きで打つ「核心打法」で、本当に飛距離が出るのでしょうか。この動きが生むインパクトの直線的な引きの動きの力強さについては、既に検討してあります(「上体を右に回す」動きと直線的なインパクト(07-10-18))。しかし、これは実験的なチェックに過ぎないのではと思う人がいるかもしれません。
そこで手許にある資料で記録的な飛距離を出した例を見てみました。最初の例はセイモア・ダンで、1907年当時、375ヤード地点のグリーンまでドライバーで飛ばしたことが何回かあり、もう一つのコースでは376ヤードのグリーンを超えて408ヤード飛んだこともあると書いています(Seymour Dunn GOLF FUNDAMENTALS 1922, Reprint 1984 by Golf Digest Inc.)。
彼のスイングの連続写真を眺めると、バックで腰の右への移動がなく、深いトップへの動きで腰が左に引かれる「上体を右に回す」形の背骨の動きが見えます。彼は前書きで、彼のゴルフの理論の証明や根拠を与えるために科学的な知識を利用していると書いています。ここに現代打法の芽がありそうです。
次の例は1974年に公式競技でドライバー・ショットを515ヤード飛ばしたマイク・オースチン(当時64歳)です。彼はキネシオロジー(体の動きの科学)の専門家です(Andy Burmer MIKE AUSTIN: LONGEST OF THE LONG Golfing Vol. 3, No. 12, pp.61-63)。
オースチンのスイングをネット上の動画で見ると、肩が高い位置にあって急速に振り抜くインパクトの動きが見られます(YouTube - Mike Austin: Secrets From The Game's Longest Hitter)。右肩が引き止められる形で、急激な振りの動きが実行されているのです。感覚的には右肩を後ろに引っ張って腕を振る動き、すなわち「上体を右に回す」動きで振る形に見えます。
これらの観察結果は、腕を振るには上体を左に回すという、常識的な感覚では飛距離は得られないことを示します。逆に、「深いトップ」から上体を右に回すようにして腕を振ればよいわけです。これが、以前(07-10-18))に書いた「逆に胸の背中(胸椎)を右に引くとグリップが真っ直ぐ左に引かれる」という場合の肩の動きです。
問題は、この動きを瞬発的に振るスイングの中で実行することです。これには、感覚的にも納得できる、瞬間的な動きの意識で腕を振る必要があります。この問題に対する解答は思い掛けない形で得られます。これについては、成功した実験例の報告と併せて次回に書きます。
そこで手許にある資料で記録的な飛距離を出した例を見てみました。最初の例はセイモア・ダンで、1907年当時、375ヤード地点のグリーンまでドライバーで飛ばしたことが何回かあり、もう一つのコースでは376ヤードのグリーンを超えて408ヤード飛んだこともあると書いています(Seymour Dunn GOLF FUNDAMENTALS 1922, Reprint 1984 by Golf Digest Inc.)。
彼のスイングの連続写真を眺めると、バックで腰の右への移動がなく、深いトップへの動きで腰が左に引かれる「上体を右に回す」形の背骨の動きが見えます。彼は前書きで、彼のゴルフの理論の証明や根拠を与えるために科学的な知識を利用していると書いています。ここに現代打法の芽がありそうです。
次の例は1974年に公式競技でドライバー・ショットを515ヤード飛ばしたマイク・オースチン(当時64歳)です。彼はキネシオロジー(体の動きの科学)の専門家です(Andy Burmer MIKE AUSTIN: LONGEST OF THE LONG Golfing Vol. 3, No. 12, pp.61-63)。
オースチンのスイングをネット上の動画で見ると、肩が高い位置にあって急速に振り抜くインパクトの動きが見られます(YouTube - Mike Austin: Secrets From The Game's Longest Hitter)。右肩が引き止められる形で、急激な振りの動きが実行されているのです。感覚的には右肩を後ろに引っ張って腕を振る動き、すなわち「上体を右に回す」動きで振る形に見えます。
これらの観察結果は、腕を振るには上体を左に回すという、常識的な感覚では飛距離は得られないことを示します。逆に、「深いトップ」から上体を右に回すようにして腕を振ればよいわけです。これが、以前(07-10-18))に書いた「逆に胸の背中(胸椎)を右に引くとグリップが真っ直ぐ左に引かれる」という場合の肩の動きです。
問題は、この動きを瞬発的に振るスイングの中で実行することです。これには、感覚的にも納得できる、瞬間的な動きの意識で腕を振る必要があります。この問題に対する解答は思い掛けない形で得られます。これについては、成功した実験例の報告と併せて次回に書きます。