「上体を右に回す」動きと直線的なインパクト
ゴルフダイジェスト誌のインタビュー記事の紹介(07-10-15)では、「頭を飛行線後方に動かすくらいの気持ちで打つ」というバイロン・ネルソンの言葉が、「上体を右に回す」動きに対応するものであることを指摘しました(モダン・ゴルフと言うけれど(07-10-15))。ネルソンはこの動きについて、「これによってクラブヘッドは真っ直ぐ走る」と話しています。
このブログには「上体を右に回す」動きがしばしば登場していますが、これは背骨の動きの簡略化した表現です。「魔法の動き」でクラブを振る場合の「上体を右に回す」動きの正確な内容は、「下から上への順に、腰椎は左に引かれて右に回り、胸椎は右に引かれて左に回り、頸椎は左に引かれて右に回る」となります(背骨の動きと腕の振りの関係(06-04-17))。
背骨が椎骨の積み重ねで出来上がっているためにこのような動きが現れ、腰(腰椎部分)の動きが上体を右に回す感覚の動きを生みます。これに対して胸椎部分は右に引かれながら左方向に回ります。この左回りの動きがなければ、胸が右に引かれる動きと共に頭が完全に右向きに回ってしまう筈です。
ネルソンは、頭を静かに保つという考え方を見出した時に、全ての物事が一箇所に収まり始めたと書いています。この時彼は、前記の「上体を右に回す」背骨の動きの特徴を、体感的に把握し始めていたのでしょう。これは分かり難い動きに見えますが、実際の動きで簡単に確認できます。
椅子に腰を掛けて左手の親指を右手の平で握り、グリップの形に固めて腕を伸ばします。これで腕と肩が固まります。ここからグリップを左に引きます。胸を左に回して引くと、グリップは左内側に引き込まれます。前を向いたまま、逆に胸の背中(胸椎)を右に引くとグリップが真っ直ぐ左に引かれます。この時の背骨の動きが「上体を右に回す」動きです。
今の実験は両腕が固く伸びたインパクト圏での動きです。ところが、腕を普通のアドレスの構えにして、同じように胸を右に引くと、グリップがバックの動きに入って腕が固まり、「上体を右に回す」背骨の動きが現れます。「上体を右に回す」動きが現れると、肩(肩甲骨)がしっかり固まって体に引きつけられ、背骨の動きがグリップに確実に伝えられるのです。
「核心打法」では「上体を右に回す」動きでバックスイングを実行します。この動きでは肩(肩甲骨)がしっかり体に固定され、腕は固まります。「上体を右に回す」背骨の動きは、足の「螺旋」の動きを通じて地球に繋がり、「深いトップ」への動きでは、固まった腕が引き伸ばされてグリップが上がります。
ここからのダウンスイングは、再び「上体を右に回す」動きで実行され、インパクトの強力な直線的な引き抜きの動きを実現します。次回には、これらを纏めた簡単で実用的なスイング実行法を書きます。
このブログには「上体を右に回す」動きがしばしば登場していますが、これは背骨の動きの簡略化した表現です。「魔法の動き」でクラブを振る場合の「上体を右に回す」動きの正確な内容は、「下から上への順に、腰椎は左に引かれて右に回り、胸椎は右に引かれて左に回り、頸椎は左に引かれて右に回る」となります(背骨の動きと腕の振りの関係(06-04-17))。
背骨が椎骨の積み重ねで出来上がっているためにこのような動きが現れ、腰(腰椎部分)の動きが上体を右に回す感覚の動きを生みます。これに対して胸椎部分は右に引かれながら左方向に回ります。この左回りの動きがなければ、胸が右に引かれる動きと共に頭が完全に右向きに回ってしまう筈です。
ネルソンは、頭を静かに保つという考え方を見出した時に、全ての物事が一箇所に収まり始めたと書いています。この時彼は、前記の「上体を右に回す」背骨の動きの特徴を、体感的に把握し始めていたのでしょう。これは分かり難い動きに見えますが、実際の動きで簡単に確認できます。
椅子に腰を掛けて左手の親指を右手の平で握り、グリップの形に固めて腕を伸ばします。これで腕と肩が固まります。ここからグリップを左に引きます。胸を左に回して引くと、グリップは左内側に引き込まれます。前を向いたまま、逆に胸の背中(胸椎)を右に引くとグリップが真っ直ぐ左に引かれます。この時の背骨の動きが「上体を右に回す」動きです。
今の実験は両腕が固く伸びたインパクト圏での動きです。ところが、腕を普通のアドレスの構えにして、同じように胸を右に引くと、グリップがバックの動きに入って腕が固まり、「上体を右に回す」背骨の動きが現れます。「上体を右に回す」動きが現れると、肩(肩甲骨)がしっかり固まって体に引きつけられ、背骨の動きがグリップに確実に伝えられるのです。
「核心打法」では「上体を右に回す」動きでバックスイングを実行します。この動きでは肩(肩甲骨)がしっかり体に固定され、腕は固まります。「上体を右に回す」背骨の動きは、足の「螺旋」の動きを通じて地球に繋がり、「深いトップ」への動きでは、固まった腕が引き伸ばされてグリップが上がります。
ここからのダウンスイングは、再び「上体を右に回す」動きで実行され、インパクトの強力な直線的な引き抜きの動きを実現します。次回には、これらを纏めた簡単で実用的なスイング実行法を書きます。