「深いトップ」で方向転換:再論 | ゴルフ直線打法

「深いトップ」で方向転換:再論

今回はボディーターンに関わる誤解の危険を議論する予定でしたが、ターンすなわち方向転換と捉え、肩と腕の「魔法の動き」を一貫して実行する「核心打法」で決定的に重要なターンの動きの話をすることにします。これは「深いトップ」への動きで、この動きでバックの動きからダウンの動きへの切り換えが行われます。

既に「「深いトップ」で方向転換」(07-10-14)で検討してあるように、肩の「魔法の動き」が限度一杯に実行されるとこのターンの動きが現れ、バックの場合と同じように、地面を押す足の「螺旋」の動きでダウンが実行できます。これにより、強力なグリップの引き下ろしと左への引き抜きが実現します。

問題は、この「深いトップ」への動きの実行法です。直接肩を動かして、右肩甲骨を後ろ上方、左肩甲骨を右前下方に引くと、バックで緊張していた背中の張りが緩みます。これではダウンで強力に腕が振れません。この問題を解決するために、両足先を足の前後の軸の回りに左回りに回す、足の「回転」の動きを利用します。

両足の「螺旋」の動きで実行するバックの動きの終わりに、この足の「回転」を加えると、右肩甲骨が後ろ上方、左肩甲骨が右前下方に引かれて、両脚には強い緊張が生まれます。これが「深いトップ」への動きです。ここから両足の「螺旋」の動きで地面を下向きに押すと、急激なダウンスイングの動きが現れます。

これは、「核心打法」の動きの中で、方向転換を実現する唯一の動きです。これで、バックの動きで引き伸ばされた背中の筋群の緊張を緩めることなく、ごく自然に強力なダウンに繋げることが可能になります。こうして、バック、ダウン共に、両足の「螺旋」の動きで地球を押して実現する、力強いスイングの動きが出来上がります。

ここまでスイングの動きの構造が明瞭になると、バックのスタートの動きが最後の決め手になります。以前に議論した「「右踵を下向きに押して右肩を引き上げ、左踵を下向きに押して左肩を右に引く、という明快な動きの意識で、難しかったバックのスタートが完璧に捉えられる」(スイングで一番難しいスタートの動き(07-10-12))という話が気になります。

左右の動きを統一するのは、背骨の動きです。したがって、このバックの動きも、背骨の動きの仕組みを通じて、その作り方を再確認する必要があります。そこで、モダン・ゴルフの話に入る前に、この背骨の動きの仕組みを次回に検討します。