足の「螺旋」の要(かなめ)の働き | ゴルフ直線打法

足の「螺旋」の要(かなめ)の働き

スイング動作で腕を振る動きの仕組みには、「腕が引かれるイメージ」を生むものと、腕の回転の動き(「右上腕内旋、左上腕外旋」)によるものがあることを前回に確認しました(「腕が引かれるイメージで振る?」(07-09-03))。

しかし、これらを一々気にしてクラブの振りを検討するのは面倒です。何とかして、一箇所の動きでスイングが捉えられないものかと考えるのが自然です。実はこのような動きがあります。

脚腰背骨の働きで、体の安定を保って実行するスイングの場合、地球との繋がりを決める足の「螺旋」の動きが、クラブを振る腕の動きを決めます。この「螺旋」の動きの利用については、既に「螺旋(スクリュー)の動きで地球を掴む」(07-05-21)から「グリップの動きで「螺旋」を確認する」(07-05-26)までの議論で詳しく検討してあります。

今回の議論との関係でこの足の「螺旋」の動きを見直すと、足先の動きが「魔法の動き」の腕の動き、踵の動きが「魔法の動き」の肩の動きに繋がり、この肩の動きが「腕が引かれるイメージ」の腕の振りを引き出すことが分かります。

もちろん踵の動きは脚腰背骨の動きを反映し、これが腕の大きな直線的動きを引き出します。これに対して足先の動きは、腕の縦の軸回りの回転的な動きを生みます。これらの動きの適切な合成で、速くて力強いスイングの腕の動きが生まれることになります。これらの「螺旋」の動きには、以前の議論で確認してある、膝と足首の体勢の確保が必要です。

当然バックのスタートからグリップの引き上げまでは足先の動きで方向転換が行われ、「深いトップ」への動きでは踵の踏ん張りが腕を大きく引き込みます。ダウンの動きは足先の動きが実現し、インパクトに向けての腕の大きな引き伸ばしは踵の踏ん張りが実現します。ダウンで踵の動きに入ると上体が左に回ってしまいます。これが一つのポイント(要点)です。

「深いトップ」への動きでは両上腕が体側に引き付けられ、足先の動きでダウンに入れば、このままの体勢で両上腕の回転でクラブが引き下ろされ、踵の踏ん張りで腕が引き伸ばされてインパクトの振り抜きが実現します。バックスイングの最後に腕が引かれ、ダウンスイングの最後にも腕が引かれる動きが現れます。

体の右側でのバックスイングの最後に腕が引かれ、同じ右側でのダウンスイングの最後にも腕が引かれてインパクトの振り抜きが実現します。このように「螺旋」の動きと腕の動きの繋がりを捉えると、足の「螺旋」の動きに対する腕の動きに意識を集中するだけで、パワフルなスイングを実行できます。