背中から腕に繋がる動きの感じ | ゴルフ直線打法

背中から腕に繋がる動きの感じ

ヘッドが思うような軌跡でインパクト圏を振り抜かれるように、足の「螺旋」の動きを体で作るという前回の話は、「クブヘッドを振れ」と教えたアーネスト・ジョーンズのことを思い出させます(Earnest Jones SWING THE CLUBHEAD A Golf Digest Classic Book 1984; 参照 「遠心力でボールは打てないけれど」(06-03-19))。

彼は第一次世界大戦で右下腿を失っています。それにもかかわらず、復帰後最初の左脚一本でのラウンドを見事なスコアで終えたことは、彼の体の安定保持能力が如何に高かったかを示すものです。

ここで面白いことに気が付きます。体ではなく、両手がクラブを振るのだ、と彼は教えているのです(同書32頁)。体のバランスを保つ仕組みの働きは意識に上らないのです。このためにクラブヘッドを振る両手の意識だけが強調されているのです。

さて実際にボールを打つ時に腕を振っているのは、後背下部から上腕前面上部に繋がる広背筋の動きです。ヘッドと「螺旋」を繋ぐ体の動きを意識し、安定な体の動きで腕を振れば、広背筋が伸びる動きの中で腕が振られ、如何にもクラブに腕が引かれる形になる筈です。

実際に足の「螺旋」とヘッドの繋がりを意識するだけで腕を振ってみた時の感じでは、両脇下の辺りから腕に繋がる軽い緊張が意識に残っています。自分以外の人にもこの辺りの動きの感覚を試してみて貰いたいものです。