「反魔法型」の特徴的な動き | ゴルフ直線打法

「反魔法型」の特徴的な動き

古人曰く、「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」と。そこで、あらためて「反魔法型」のスイングの特徴を眺めてみることにします。「反魔法型」の特徴は、右側から左後ろに向けて振り込む、いわゆるアウトサイド・イン型の動きです。

この動きは、「左は上下、右は左右」という「反魔法型」の基本的な腕の使い方が生み出すものです。右の遠くから左へ振り出される右腕は、腕の長さの制約から、体の左で後ろ向きに引き込まれます。これは実際に右腕を一杯に右に振り、そこから両腕を引き戻して左へ振り切ってみれば簡単に確認できます。

この右腕の動きに左手をグリップの形で繋ぐと、右への動きで左肩が前に引き出され、左への動きで一旦左脇下に左手が引き込まれてから左外側に引かれます。これらの左右の腕の動きの特徴は、インパクト時点で肘の内側の窪みが前を向くように、左肩が後ろ、右肩が前に引かれ、両腕が体に引きつけられることです。この形は実際のインパクト後の体勢にも明瞭に現れます。

グリップを固めてこのインパクトの振り抜きの動きを作ってみると、インパクト時点で右前腕回外(外側回り)、左前腕回内(内側回り)の動きが現れます。これは、ベン・ホーガンが「モダン・ゴルフ」で、いろいろ悪いことを引き起こすと指摘している動きです(原著101頁)。快い感覚(sweet feeling)を得るチャンスがなくなるというのです。

何故この形の動きに入ってしまうのか。これは前回に指摘したように、腰を回して腕を引っ張る動きが納得しやすいからです。ここから、この動きをよい動きと考える先入観念が発生します。これに対し、左肩も含めて「上体を右に回す」意識で腕を振り切ってみると、全く違う動きが現れることが理解できる筈です。