実技基礎訓練2:ダウンの動き | ゴルフ直線打法

実技基礎訓練2:ダウンの動き

基本的なことですが、「魔法の動き」は腕とグリップとクラブを一体化する動きです。したがって、意識の中ではこれらは区別されることなく、ある時は腕、ある時はグリップ、ある時はヘッドの動きとして捉えられます。更にこの動きは脚腰に繋がります。上手な人がアドレスで足とグリップの繋がりを確認している姿はしばしば見られます。

前回の実技基礎訓練は、「真・真髄イメージ」(07-06-27)の第一の要点、腕で上げる動きの実行法でしたが、この場合左腕に外側に回る「魔法の動き」がないと、肘が折れ曲がって十分なバックスイングができません。この点に注意が必要です。「真・真髄イメージ」の第二の要点は、脚で引き下ろす動きで、これがスイングの成否を分けます。今回はこの動きの要点を確認します。

この動きを成功させるには、バックスイングの終期に、クラブの重みに引かれる感じで肩を引き込み「深いトップ」に入れます。この動きに伴って「螺旋」の動き(両足の踏ん張り)が発生し、脚が腕を引き下ろす体勢に入ります。これがダウンを成功させる決定的な条件です

この時の両脚の体勢が、ダウンの初期条件になります。正しい体勢に入ると背骨は右に傾き、両脚の踏ん張りを強めると、尻が左へ引かれ、グリップを左前方にあるボールに向けて引き下ろす動きに入ります。この時、右の尻が前に引き出されないように、足の「螺旋」で踏ん張る必要があります。これで両肩が引き止められます。

この引き下ろしの動きのままでは、グリップは右脇前で止まります。ここで「螺旋」の踵の踏ん張りを強め、尻の背中を正面に向けるて止めるように両脚を踏ん張ると、両肘が伸びてグリップがボールに向け押し出されます。実際のダウンでは、これらの動きが一気に実行されます。

このダウンの動きを壊すのは、深いトップからヘッドをボールの先を目がけて振り出す動きです。この意識があると、上体が一気に左に回り、ボールの上をヘッドが通る形に腕が振り出されてしまいます。ダウンでは、腰が左へ前進してクラブを引き下ろす動きに入る「螺旋」の動きが決定的に重要で、これがなくては脚でクラブを引き下ろす動きはできません。

今回の実技基礎訓練2は、右上方からボールに向けてグリップを引き下ろす体勢に入る動きの確認です。ボールを右斜め上方向から見る、「深いトップ」の位置に頭が引き止められたまま、両膝が左前方向に引き出されてグリップが体側に添って引き下ろされるように、両脚の「螺旋」の動きを作ります。これが実技基礎訓練2の内容です。

この動きは、これまで「sit-down motion」(座り込み動作)と呼ばれて重要視されて来た動きと思われますが、決して座り込む動きではなく、「螺旋」の動きに伴う脚腰の緊張が生む体勢です。これに続く両脚の踏ん張りで尻の先端(背骨の下端部分)が正面向きに引き止められると、尻が押し上げられて両腕が伸び、強力な振り抜きが実現します。